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50手前 この先
グループ展「My Life展」<2023/5/17~5/22 ミレージャギャラリー>
のDM用に描いたものです。
空に通じるように見える一本道。
作業机の周りに、この道の写真が何枚か貼ってあります。
お題が「My Life」ということで、日常生活でもなんでもいいのですが、
知床の有名なこの道を「人生」として、
「自分の代わりに標識」を立たせてみました。
「49歳。時間は進むし私は老いる。
”まだやり直せる”
なんていうのは、私にとっては、この歳になるとほぼ迷信。
全ての細胞は劣化して死んで、また新しい細胞に生まれ変わっている。
立ち止まったり、やり直していると思っても、それは違う時間軸の中で現状を無理やり維持したり、変化させようと藻掻いているだけのことであって、現実はUターンできるわけもなく、時間はどうしたって未来にしか進まない。」
そういう「標識=自分」です。
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でも、時間が進むから、
何か新しい出会いや出来事がやってきて、過ぎ去って、
またやってきて、過ぎ去って。
良いことも悪いこともやってくるだろうけど、藻掻く努力を諦めなければ、この先、まあまあ良かったなと思える人生になるかな、と。
そうなればいいな、という。
まあ…よく分かんない絵になりました(笑)。