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制作記録24/02/20:結局、色々足す

しとしと雨のちょっと大人なイラストレーションを描こうとしていたのに、結局、殺風景過ぎて間が持たない気がしてきて、色々足し始め…。
大人になりきれなかった、みたいな・・・

まあ、また描けばいいだけの話なわけで、今描いているのは一番好きかもしれないタッチ、というか好きな画材?なので楽しい。

これまで10数年、ほぼほぼ彫り進み版画で描いてきていたのを自分でどうしても彫刻刀が上手く研げない→シュッシュと彫れない→遅い、疲れる、ということに嫌気がさしてきて木版を使うのをやめたんですが、自分のインチキ木版画に近い風合いが出て
「もう彫らなくていいんじゃない?」
と、新しい画材に救われた思いがしたのです。

塗りたてで紙がしわしわしてますが、乾くともう少し張りが出て伸びます。

岩を描き入れました。その下になんか居ます。

間のある画面、見る人の想像にお任せする画面にしようと思っていたのに、そして自分もそういうえが好きなのに…
間に耐えられませんでした~(笑)

同じ岩の上にもなんか居ます。


大人というより童話みたいになってきてます。

自分がやってた彫り進み版画に、線にキレが無いところとか滲んじゃうところとか、風合いがよく似ているのです。
見る人には、よく分からないかもしれませんが…。

ギャラリーハウスMAYA さんの「装画を描くコンペティション」が大元にあるグループ展のためのイラストレーションなので、これまではまず受賞した作品と同じタッチの作品をしっかり描くというノルマを自分で作り、それが一応済んだので、今自分の好きな画材で描けていて楽しい嬉しい。
もう二度と受賞者展などという場には立てないし、今回もまぐれのまぐれだと重々分かっておりますから、せっかくの、二度と無い機会なので自分が「好きだー」というタッチでもう少し描きたいなあ。タッチだけでなく、仕上がるものも好きと思えるものが描きたいなあ~。

うーん、時間が。
描くより考える時間が多すぎ~!

まだ塗ります。

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