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【体験談】うつ病に悩んだ私が効果を感じたこと
はじめに
この記事では、私がうつ病の症状で苦しかったときに、実際に「これは効果があったな」と感じたことをまとめました。あくまで個人の体験談ですが、同じようにうつ病で悩んでいる方の参考になればうれしいです。
どんな状況だったのか
私がうつ病を発症したきっかけはいくつか重なりました。
職場のストレス
仕事量が多く、責任も重くなり、精神的な負担が大きかったです。失恋
大事なパートナーとの別れによる喪失感が重くのしかかりました。家族の死
身近な人を失った悲しみで、気力がさらに落ち込みました。手術による多額の出費
急な医療費がかさみ、生活面でも困窮。将来に対する不安が大きくなりました。
こうした複数の出来事が重なり、心身ともに疲弊してしまった結果、うつ病と診断され、通院や投薬を始めることになりました。
うつ病のときに効果があったこと
1. とにかく寝る
土日は1日中寝ていたことも
時には20時間以上寝た日もありました。専門用語で「過眠(かみん)」と呼ばれますが、心と体が「休息したい」というサインを出しているので、無理に起きようとせず、眠れるだけ寝ました。過眠と生活リズム
「昼夜逆転せずに規則正しい生活を送る」のは理想ですが、まずは疲れ切った体を回復させるのが優先です。ある程度元気が戻ってから、少しずつ起きる時間を整えました。
2. 実家に帰る
決断は勇気が必要
20歳を超えて一度独立したあと、もう一度実家に戻ることには抵抗がありました。しかし、自分の身の回りのことだけでは対応できなくなっていたので、思い切って帰ることに。家族に感謝
支えてくれる人が身近にいることで、安心感や生活の安定を得ることができました。うつ病は孤独感を強く感じやすいので、誰かと一緒にいることで負担が軽減したと思います。
3. エビオスを飲む
胃腸の調子を整える
「お腹は第二の脳」と言われるように、腸内環境が乱れると精神面にも影響を及ぼすと言われています。私はエビオス(ビール酵母などが含まれているサプリメント)を取り入れて、胃腸の不調を少しでも改善しようとしました。補足:サプリメントの注意点
エビオスなどのサプリメントは、あくまで補助的な存在です。体質や体調によって効果が異なるので、気になる方は医師や薬剤師に相談してみるのが安心です。
4. 栄養の高い食べ物を食べる
一人暮らし時代の食生活
忙しさや気力のなさから、コンビニ弁当や菓子パンなどで済ませることが多かったです。栄養バランスが乱れると、疲れやすさや不調が増してしまうと感じました。今ならAIに献立を考えさせるなど工夫も可能
最近はAIチャットなどを使って簡単な献立のアイデアを出してもらうこともできます。自炊が難しければ、デリバリーやミールキットなどを活用して少しでも栄養バランスを取りやすくすると良いでしょう。
5. 好きなゲームや音楽をとことん楽しむ
「やる気が出ない」は当たり前
うつ病のときは、趣味すら手につかなくなる場合もあります。私は、ほんの少し意欲が出てきたときに、好きなゲームや音楽を思いきり楽しむことで気分転換を図りました。無理のない範囲で
「楽しいことですら疲れてしまう」こともあるので、ほどほどの時間で切り上げるなど、体調と相談しながら進めました。
6. 昼夜逆転せずに規則正しい生活を送る
元気になってから少しずつ
最初のうちはとにかく寝てばかりでしたが、体調が少し回復してきたタイミングで「なるべく夜に寝て、朝に起きる」リズムを作りました。日光を浴びる大切さ
規則正しい生活の第一歩は、朝に太陽の光を浴びることです。日光を浴びると、体内時計が調整されやすくなり、セロトニン(気分を安定させるのに関わる物質)の分泌にも関係すると言われています。
まとめ
うつ病は、さまざまな症状や悩みが重なるため、回復には時間がかかります。私自身も一進一退を繰り返しながら、上記の方法を試して少しずつ前向きになれました。もし同じような状況で悩んでいる方がいれば、「とにかく疲れたときは寝る」「できる範囲で誰かに頼る」「生活習慣を無理のないペースで整える」といった方法を、ぜひ参考にしてみてください。
大切なのは、自分を追い詰めすぎないこと。
つらいときは遠慮なく精神科や心療内科に相談し、専門家のアドバイスを受けましょう。周囲のサポートと適切な治療を組み合わせながら、あなたに合ったペースで回復していけることを願っています。