#3 プロティアンキャリアについて考えてみた(前編)
今日は “プロティアンキャリア” 論についてアウトプットしたいと思います。
田中研之輔先生の書籍を拝読し、自分も大いにぶち当たっている問題だと思いうんうん、、、うんうん、、、うううう、、ぐはあぁぁ
と共感しながら吟味させていただきました。
また、田中先生はnewspicksでも記事になっていますので、一読されると分かりやすいと思います。
まず簡単に、プロティアンキャリアとは何か、前提を揃えたいと思います。
〜書籍より抜粋〜
「プロティアン・キャリア」とは、環境の変化に応じて自分自身も変化させていく、柔軟なキャリア形成のことをいいます。「プロティアン(Protean)」はギリシア神話に出てくる、思いのままに姿を変えられる神プロテウスが語源となっており、「変幻自在な」「多方面の」と訳されます。組織内でのステップアップに重きを置いた従来のキャリアにかわり、地位や給与ではなく、自己成長や気付きといった心理的成功を目指す。アメリカの心理学者ダグラス・ホールによって提唱されたキャリア理論です。
✅キャリアは組織に預けるものではなく、自分で育て形成する
✅キャリアは昇進などの結果ではなく、生涯と通じた全過程である
✅キャリアは変化に応じて自分で変えられる
このような考え方に基づく概念のことです。
「有形資産」と「無形資産」 無形資産のことを考えよう
有形資産:預貯金、土地、株式、車etc
無形資産:スキル、知識、友人、家族、健康、ネットワークetc
それぞれこんなイメージです。
要は有形資産は目に見えやすいやつです。無形資産は見えにくいやつです。
何が言いたいかって?
どっちも大事なんだけど、片方だけじゃだめだよってことです。
そして、無形資産は見えないんです。
だから、定期的に棚卸しして、
「自分は何ができるのか」
「自分は何をしてきたのか」
「自分は何がしたいのか」
これらの点を整理することが大切、と述べられています。
また、この有形・無形資産を3つの資本に分類しています。
✅ビジネス資本:スキル、語学、プログラミング、資格、学歴、職歴など
✅社会関係資本:職場、友人、地域ネットワークなど
✅経済資本:金銭、資産、財産、株式、不動産など
これらの資本を、「貸借対照表」のように当てはめて考えるそうです。
プロティアンキャリアモデル
そしてこの書籍の中で、プロティアンキャリアモデルとして6つのパターンが挙げられていました。
✅トランスファー型
企業で働きながら、あるタイミングで転職しビジネス資本を積み上げ、社会関係資本を増やす
✅ハイブリッド型
企業で働きながら、複数のビジネス資本を蓄積する
✅プロフェッショナル型
一つの専門性を深めてビジネス資本を形成する
✅イントラプレナー型
社内資源を利用してビジネス資本を更新し、外部交流等で社会関係資本を増やす
✅セルフエンプロイ型
組織で蓄積したビジネス資本・社会関係資本を元手に独立する
✅コネクター型
社会関係資本を大切にして、コミュニティを作ったり、人と人を繋ぐ
そして、どのような型でも自分に合う形を見つけて、行動を起こすこと。
これが一番重要です。
くっそ適当になってしまいました笑
意欲を高め生産性の高い状態を作る為には、「フロー状態」を維持することが望ましいです。
最初は「A」の状態のように、難易度が低くてスキルも必要のないことから始まります。
そして、それを継続していると、段々と慣れてきて退屈になってきます。
いわゆる「キャリア・プラトー」の状態ですね。これが「B」です。
少しチャレンジングに新しい分野に飛び込んだとしましょう。
積み上げたビジネス資本を活かすことができれば、そのまま真上に上がり「C」へ行けます。このチャレンジングな経験をしている時、間違いなく目の前の仕事に熱中しており、充実した状態を維持しているでしょう。
これが「フロー状態」です。
これをどんどんと繰り返していくことが、ビジネス資本・社会関係資本の形成へと繋がり、さらに経済資本に結びつくでしょう。
ふう、、、、とまあ、
前提の整理はこのくらいでしょうか。
ここから、ここからですよ。
ちょっと長くなってきたので、今日はこのくらいにして
また次の機会で私の考えたことや、うわーこれ大事ーーって思ったことを伝えていきたいと思います。
忙しい日々の中ですから、振り返る時間は意図して作らないと忙殺されてしまいます。
私なりの解釈で整理すると、
「自分は何ができるのか」=スキル
「自分は何をしてきたのか」=成果
「自分は何がしたいのか」=価値観
かなーと。
それを社会のニーズとマッチする部分があるかを模索するといった感じですね。
なので、本当に自分のキャリアの棚卸し作業は大事だと思っています。
自戒を込めて、きっちり向き合わないといけませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。