青森移住ぼちぼち珍道中〜兵庫県から青森県へ #115 巣立つ
興奮冷めやらん合学発表の翌日。
一気に忙しくなった我が家。
受験票を仮契約している不動産屋さんに提出してるので、すぐに本契約の連絡。
嬉しい反面、あと1ヶ月で家を出ちゃう。
あぁ〜寂しい。
発表までは、「神様、寂しいのは我慢するのでどうか合格させてやっください」と祈っていたのに、困ったもんだ。
いや、次男が本当にやりたい事を見つけてくれた。
喜んで子離れしようじゃないか。
アパートは内覧してないので、
いかんせん部屋のもろもろ寸法がわからない。
洗濯置き場も台所も、トイレも。
そして入学式は4月7日。
アパート入居可能日は4月6日。
他に子たちはすでに引っ越しして、健康診断や手続きを進めたけれど、
私と次男は6日のお昼着。結局、布団やバスタオルなど最低限のものだけ4月次男はそのまま大学へ健康診断や登録など。
私はというと、次男の分のスーツケースもなぜか持たされ、
両手にスーツケース、不動産屋さんで鍵を受け取り一人アパートへ。
続々と青森から送った段ボール10箱、amazonからの荷物、部屋の中は段ボール20箱くらいになった。
これ、終わるの〜?
私は5日間引っ越しオバさんと化した。
1日目クタクタに疲れていたところに、次男坊が帰宅。
洗濯機、冷蔵庫もろもろ注文して、買い物に行くにもタクシーか徒歩。
こりゃ大変だ、レンタカー借りるかなと思っていたら
実家の両親が、「一人で大変やろ?明後日、手伝いに行くから〜」と連絡をくれた。
御歳77歳の父、74歳の母、そして車の運転はお任せあれ、バス運転手の叔父69歳が3時間かけて来てくれた。
本当に有難い。
そんなこんなで、7日は入学式。
父兄は会場に入れず動画配信。
午後は早速、授業の次男坊。
母は黙々と部屋を整えた。
コロナ禍で2年半、帰省出来ずにずっと会えなかった両親にも会え、
次男と2人きりの5日間、満喫した。
寝るときは照明を落としてクラシックをかけて本を読む次男。
「お母さん、トイレの電気つけっぱなしだよっ!電気代もったいない!」と叱られたり、アパートなので隣の音が結構聞こえてくる。
私は声が大きいのです、内緒話ができないのです。
5日間で何十回と次男に、
「お母さん、声が大きい、隣に聞こえるでしょっ」と叱られたり。
スーパーに買い物行って冷蔵庫をいっぱいにしてあげたり、激狭キッチンで料理を作ったり。
4泊5日で次男と飽きるくらい一緒にいれて、寂しいという気持ちは減った。
さて、青森に帰るか。
最終日、近くで一緒にカレーうどんをたべてタクシーを拾って。こんな時に限ってすぐにタクシーがつかまっちゃうもんなぁ。「じゃ、お母さん帰るから、なんかあったらいつでも連絡するんやで」と乗り込む。余韻を楽しみたいのに、空気を読まないタクシーの運転手の人は出発。振り返ったら次男が一人歩いて帰っていった。やっぱり泣いてしまった。知らない土地で今から一人で生活するんか、大丈夫かな、寂しくないんかな。
姿が見えなくなった次男坊から、バイバイのスタンプ。
京都を出発し、伊丹空港、青森空港そして車で帰宅。
どっと疲れ、次男坊に全く連絡してなかったら、
「ちゃんと青森に着いたの?」のLINE、優しい。
街を歩く時も、「お母さん、危ないからっ」と守ってくれる次男、それそれの場所で生活が始まった。
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