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坂戸日記 2022.09.10

2022年9月10日、曇り。

午前中、4回目のワクチン接種に行く。1回目・2回目は会社でモデルナ、3回目は稲城でモデルナ、今回は初めてファイザーだった。

引っ越して困るのは床屋と病院。床屋については意を決して電動バリカンを買い自分で刈ることにした。ドロシーは「どうせ上手くできない。止め戸板方がいい」と冷たい。どうせ人と会うのはオンライン会議でだけなのだから後ろが多少段々になっていても構うまいと思う。

病院の方は特にあてもないのでコールセンターに電話をして駅近くの病院を予約した。小さなクリニックで、9:00からの予約のはずだったが開始は9:30から。副反応が出たときの薬を処方してもらったらそれもお金を取られた。なんだかなぁ~と思う。薬代は400円ほどなのに処方代は1300円ということにちょっと納得ができない。どうせ熱冷ましじゃないか。

午後は猫町倶楽部の楽譜読書会。今回の課題本はチャイコフスキーの交響曲第6番《悲愴》。参加にあたっては、事前に指定されたポケットスコアを曲を聴きながらみてくることと解説を読んでくることがルールだが、初心者読書会なので《理解》は求められない。その敷居の低さがいい。

曲は、あらかじめ推薦されていた中からノリントン指揮 シュトゥットガルト放送響で聴いていたのだけれど、今ひとつピンと来なくて、たまたまNHKラジオでストコフスキーの特集をしており、そちらで何回か聴き、その後、ムラヴィンスキー指揮 レニングラード・フィルクルレンツィス指揮 ムジカエテルナを聴く。印象ががらりと異なり、ちょっとびっくりする。

楽譜読書会は、後半に音楽ライターの小室敬幸を講師に迎えてのレクチャー付きなのだけれど、このレクチャーが良かった。これまでベートーベンを含む古典派とチャイコフスキーのようなロマン派の違いがよくわからなかったのだけれど、今回のレクチャーを聴いてとても腑に落ちた気がする。

夕方からは、同じく猫町倶楽部の漫画読書会。今回の課題本は魚豊の『チ。 地球の運動について』(選書:國分功一郎)。以前からネットで話題になっていたので気になっていたので丁度よかった。

結局、午後からずっと夜まで読書会関連に参加。ワクチンの副反応が気になっていたのだけれど、それほどでもなくて良かった。

次回の漫画読書会の課題本はたらちねジョン『海が走るエンドロール』(選書:國分功一郎)。へ~と思ってKindleで買って読み始め、結局夜更かしを してしまう。

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