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引越6日目。まさかの終了。

引越6日目。午前中は近所を散歩。多摩川までの最短コースと京王よみうりランド駅近くのスーパーの確認。

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青空が気持ちいい。

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同時にまだまだ暑い。あんまり暑くてとぼとぼ歩く。「暑くて熱中症になるかと思った」と言いながらサーティワンでアイスを買う。そして「やめときなよ~」と言っていたドロシーにほとんどを食べられる。

そうか、引越中だけど、遅い夏休みだったんだ。

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散歩もしたし今日はこれで終了かなと思っていた。残すところはいまだにはっきりしないネットワークのIPv6と冷蔵庫の修理確認。

午後、電話がありIPv6については問題が少しクリアになる。送られてきたVDSLの屋内端末が契約して依頼したものと異なっているのだという。「機器が2つになりますが、いま在庫であるものでとりあえず対応してください。機器の手配が済み次第、再交換させてください。」という。「依頼は1ヶ月前にしたいたのだが・・・」とは思ったが課題に対して前進しているのでよしとしよう。

最後が引越で電源が入らなくなった冷蔵庫。やっと三菱電機の修理担当者がくる。10分ほどもみていただろうか。「回路基板のところまでは電気はきていますね。ヒューズにも問題はありません。基板交換しかありませんが、すでに基板自体の保守部品がないため修理は不可能です」と修理担当者はいう。

「あ~、EoLかぁ~」と思う。

EoL(End of Life)とは、この文脈では保守に関わる業界ビジネス用語で、メーカーによるサポートやサービスの提供が終了することを意味する。製品、特に回路基板を持つ製品は製品化の過程でいくつかの品質試験を経ることになる。しかし、品質試験時に使われた部品は時とともに調達できなくなっていく。部品メーカーから「この部品は生産中止をします」という連絡を受けることもある。別の部品を使えばよいと思われるかもしれませんが、品質試験をやりなおさなければいけなくなったりするのでそういうことはあまりしない。保守用の部品を備蓄するのが普通だ。しかしそれにも限りがある。選択は2つ。使わないかもしれない部品を大量に購入にして保守するか、自身の製品自身を終息へと向かわせるか。判断が求められる。もうあまり求められないかもしれない部品を大量に保有することはビジネスとしてはあまり好ましくはないからだ。

こうして製品はEoL(End of Life)を迎える。つまり、うちの冷蔵庫はすでにEoL状態にあり、辛うじて動いていたものだが故障した段階で如何ともしがたいということなのだ。基板部品がEoLって言われてしまえば、同じような悩みを持つメーカー勤務として「はぁ~そうなんですね」と言うしかない。

すでに夕方になっている。しかし冷蔵庫は1日でも早く欲しい。引越6日目。日曜日・月曜日で引越をして、目論見では水曜日には仕事に復帰するつもりだったのだ。遅い夏休みを長めにとっておいてよかった。川崎のヨドバシカメラに行く。あたりはすでに暗くなりつつある。

生活圏をかなり北西に移したのでこれまで頻繁に行っていた川崎もそれほど近くない。まずビッグカメラを偵察する。

じぇじぇじぇ!!

【納期10月半ば】とかシレっと書いてある。もしかして注文してから作っているんじゃあるまいな? 心に疑念が生まれる。否、既にそういう時代なのかもしれない。真実はわからない。ただ状況だけは「ヤバい」感が溢れている。

「ちなみに納品にも時間はかかります?」と店員に尋ねてみると、「そうですね。運送業者がかなり立て込んでいるので一概には言えませんがかなりかかります」との返事。ドロシーが横で固まっている。

申しわけないがビッグカメラは偵察なのでヨドバシに移動する。良かった、ヨドバシの方が【納期10月半ば】の表示は少ない。

ドロシーの冷蔵庫選択の条件はこうだ。1) 野菜室が中段にあること、2) 冷蔵室が大きいこと、3) 野菜室が広いこと、4) できれば片開き、5) これまでのサイズ400Lよりも大きいこと、5) 一日も早く使えるようになること、6) 予算範囲内であること。

1)の条件はかなり厳して半数以上の製品が脱落する。ドロシーとしては外せない要件らしい。5)は他の2) 3) 4) と矛盾した要件となるためドロシー自身が納得の上で妥協する。したがって選択は2) 5) 6)のせめぎ合いとなる。

結局、2)と6)との間の折衷案で折り合いをつけ、在庫も確認。一件落着のはずだったが。。。配送手配に時間がかかるという。

「最短で9月25日ですね」

がーん。もちろん川崎のヨドバシ以外の選択もあるだろう。しかし、これは【2週間冷蔵庫なしの生活】に向けた新たなチャレンジだと思おう。思うのだ。思うとき、思えば。。。。

こうして、引越に合わせた私の遅い夏休みは終わった。

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