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-1.5次避難

ドロシーが「NHKスペシャル『MEGAQUAKE』怖かったよぉ~」というので、NHK+で見てしまう。地盤増幅率(ゆれやすさ)の見直しの話をしている。

そもそも埼玉県坂戸市に引っ越したのは、首都直下型の直撃を川崎の小杉・中原あたりで受けるのが嫌だったからだ。0次避難というか、-1.5次避難というか、ともかく首都直下型の影響を減らすために引越をしたのだけど、NHKのレポートをみると、案外揺れやすさが大きくて1.2倍~1.4倍ぐらいある。荒川の支流域ということと、なんだかんだ関東ローム層の上、ということなんだろうか。首都直下型での坂戸市あたりの推定震度は首都直下型だと震度5強が想定されている。

うちのあたり(埼玉県坂戸市)だと、本当は関東平野北西縁断層の方が近くて、その震度予想は6強なのだけれど、確率からいうと、まぁ、どれだけそれが信じられるかは別として、心配すべきは首都直下なのかもしれない。

1995年の神戸の震災のときは、神戸市垂水区にいて、そうしたのはその前は神奈川の厚木・伊勢原の近くに住んでいて、「神奈川で関東大震災や首都直下型を経験するよりは関西がよかろう」と思ったのだけれど、なんと自分は浅はかだったのだろうと思う。

あの頃、事業所があった明石の人や大阪・京都の人にきくと、「地震? ないない。関東に住むなんて信じられへん」と言われたものだけれど、それは単に「あなたが経験していなかっただけね」ということだったのだ。考えてみれば、日本史でいくらでも関西の地震の話はでてきていた。そのときほど、「歴史を学ばないというのは愚かなことだ」と自分に言ったことはない。

関東大震災は祖母が16歳のときに起きた。子どもの頃から「いつか来るよ」と聞かされて育った。愚かにも関西に引っ越せば地震を避けられると考えたが浅はかだった。今回の埼玉県への引っ越しはどうなるのだろうか。

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