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ススキと荻(オギ)
国立科学博物館付属自然教育園主催の自然観察会「川原の生きもの」に子供と参加したことがある。場所は二子玉川近くの多摩川の川原だった。
そのときに、「多摩川にはあまりススキはありません」という説明を受けた。「あるのはほとんど荻(オギ)です」という。つまり、「川にあるのは、あれはススキではありません、あるのは荻ばかり・・・」ということらしい。
そのときに撮った写真が下記の2枚なのだが、どっちがどっちだったか既に曖昧になってしまっている。
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そのときに教えてもらったそれぞれの特徴はこんな感じだ。
ススキの特徴
1)花の毛の色は汚白色、
2)花の毛は花と同じ長さ
3)花の穂は斜上する
4)葉は幅2cm以下、花時にも下部に葉がある
5)地下茎は伸びず株になる
5)どこにでも生える
荻(オギ)の特徴
1)花の毛の色は銀白色、
2)花の毛は花の3-4倍
3)花の穂は横に寝る
4)葉は幅1-3cm。花時に下部の葉がない
5)地下茎は伸びず株になる
5)水辺にだけ生育
ということは上の写真がススキ(汚白色)だろうか。逆光なのかわかりにくいよ、自分。それに汚白色と銀白色、すごく違うようで要は真っ白ではないということだから、うーん、写真だとわかりにく。
花の毛の長さに差があるけれど、ハナノケ? なんじゃそりゃ。記憶というのは本当に曖昧だ。
荻という字にケモノ偏があるのは、荻の生えている水辺にはいろいろな動物が多いからとのこと。
こういう豆知識が一番わかりやすい。ススキと荻(オギ)の区別には役立たないけれど、荻がオギだということだけはちゃんとわかるから。