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坂戸日記 2024.11.07

2024年11月7日(木)晴れ。

ちょうど1年前の今頃、ドロシーと軽井沢に行った。雲上池のあたりを散策した後、少し足を伸ばして万平ホテルでお茶でも飲もうと思ったのだけれど、ちょうど改装中でそれは叶わなかった。工事中とある場所には「2024年10月2日リニューアル・オープン」とあった。ドロシーとは「10月のリニューアル直後はきっと混むから少し時期をずらしてまた来よう」と話した。

1年が経ち、約束通りリニューアル・オープンした万平ホテルでドロシーとランチをとった。埼玉のうちからは軽井沢は関越をつかえば1時間半ほどの距離だし、11月の3連休は外して平日にした。会社は休みをとった。天気予報は気温が冷え込むとの予想だったので、少し厚着の服にした。

天気もよくドライブ日和だった。万平ホテルはこぢんまりとした落ち着いたかわいらしいホテルで、メインダインイングからはちょうど美しく紅葉が見えた。平日なのに庭側の席はほぼ満席で、予約をしておいてよかった。テーブルには少し見慣れない花が飾ってあった。ランの一種のようにも思えたが、変わっていて面白いなと思う。

ランチの後、天気もよいので鬼押出しまで足を伸ばした。世の中にはいくつも《残念な観光地》というものがあるが、小学生の頃に鬼押出しに行ったとき「なんてつまらない場所」と思ったものだ。そういう気持ちをドロシーにも共有してほしかったのだ。

もちろん、何かを面白いとかつまらないかというのは受け取り側の能力や意欲の問題ではあるのだけれど、ドロシーも「なんだかね」と言っていたので、私の目的は果たせたかもしれない。同じものを見て同じように「これ、つまらないね」と言える関係性も大事だと思う。

間近にみる浅間山は少しぼんやりとした威容という矛盾した感じだった。遠くには四阿山や奥白根山が美しく見え、手前の嬬恋や万座あたりも紅葉が広がっていた。

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