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『稟議なき戦い〜大阪死闘編』

在務勝利「なぁにが適正取引なら! 籠池が持っちょる土地からどんだけゴミ出ちょるの?そんなに出てないじゃないの。云うなりゃあれらは官邸のすじで飯喰うとるんで。のう、おやじさん!キャリアじゃろうとノン・キャリじゃろうとよ、わしら法律勉強してよ、公正な行政を守る為に生まれてきとるんじゃないの?それも矜持がなけりゃ出来やぁせんので。ほうじゃけん、矜持に体張ろう云うんが、どこが悪いの?」

佐賀和「若!官邸に喧嘩売って、勝てる思うとるんですか?」

在務勝利「やかましいッ!」

突然狂ったように偽造書類を投げつける。

在務勝利「おどれら、官邸ゆうたらちびりやがって。あいつらの風下に立ってよ、偽決裁書いて理財局だけで首くくっとれ言うんか!!おう?役所に決裁書類は二つも要りやせんのじゃ!」

            ☆

『仁義なき戦い〜広島死闘編』のあの公序良俗に反するシーンは、様々に活用可能です。
 そしてそうした優れた文法のことを古典と呼ぶのです。
 大友勝利を演じた千葉真一さん。
 主役を北大路に取られて良かったんじゃ。
 映画史に残るシーンになったんだから。

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