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稲作の救世主〖乾田直播〗実験経過

 日本の稲作農家は、高齢化や資材の高騰で採算が悪化する中でどんどん廃業に追い込まれています。
 これらの原因は私から見れば解決困難なものではなく、政府や農民が頭を使っていないからに他なりません。
 私は今春から解決策の一つとして、プランターで〖乾田直播〗の実験を行っています。
 〖乾田直播〗は水田での稲作工程のうち田植えまでの工程を水田作業なしで行う方式で省力化を目的としています。
 いままで9種類の実験を不綿布のプランターで行っていますが、今回は3種類の実験経過を報告します。
 田んぼを使わずにかなりのノウハウや技術が身に付いていますし、米作りも一般的に言われているほど悲観するようなものではないと確信しています。
 輸入米に負けることはないでしょう!

コシヒカリに鉄粉をコーティングし直播した実験

 この実験は、5月10日に播種したものですが、図1は40日経過後の6月20日の状態で、図2は55日経過後の7月6日の状況です。
 梅雨で雨降りの日が続いたこともあり、この15日間で急成長しました。分結もどんどん進んでいます。

図1.コシヒカリの種もみに鉄粉をコーティング  *6月20日撮影ー播種後40日


図2.コシヒカリの種もみに鉄粉をコーティング  *7月6日撮影ー播種後55日

コシヒカリに鉄粉をコーティングしたものとマイコス菌根菌の液に1昼夜浸したものを直播した実験

 田植えの時期を過ぎて播種した場合にどのように生育するかを調べるため、6月17日に播種してみました。
 種もみはコシヒカリで、播種前の処理は鉄粉コーティング方式とマイコス菌根菌浸漬方式の2種類で同時に播種しました。
 結果はマイコス菌根菌の溶液に1昼夜浸漬したものが成長速度が速いという結果となりました。まだ10日しか経っていませんので今後どうなるかが楽しみです。

図3.コシヒカリの種もみに鉄粉をコーティングしたものとマイコス菌根菌溶液に浸漬したもの    *7月6日撮影ー播種後10日

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