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希少価値温泉情報!

 最近は全国津々浦々に温泉地があります。
 一般に温泉地は観光地として利用されていますが、療養として利用している人は極めて稀です。
 その原因として、下記の3点が障害になっているのではないかと考えられます。
①毎日、しかも長期間利用するには費用負担が大きい。
②毎日、しかも長期間利用するには定住に近い条件が必須となり、ハードルが高い。
③温泉だけでは心を和ませる要素に乏しく、他に買い物の利便性とか菜園レベルの楽しみとかいった付加的な生活の要素が欲しい。

 本記事ではこれらの条件をある程度満たすことができると考えられる鳥取県岩美町の温泉を紹介します。
 岩美町には〖岩井温泉〗と〖たきさん温泉〗の2つの温泉があり、前者には〖ゆかむり温泉〗という公衆浴場があり、後者は公衆浴場そのものです。
 岩美町は、鳥取県の最東部に位置し兵庫県に接する農村主体の町で、日本海に面しているので、冬の松葉ガニは有名ですし、一年を通して新鮮な魚介類が豊富です。また、西側約15kmで鳥取市内に通じ、2ヶ所の全国チェーンの大型ショッピングモールもあり買物はとても便利です。さらに鳥取砂丘があり、二十世紀梨やラッキョウは有名です。
 療養とか老後の安住の地を求めて移住を考える場合は、下の衛星写真で一目瞭然ですが、山間部で空気や景色が良く、少し体を動かすための家庭菜園レベルの農業も可能です。

 最近は空き家や空き農地も多くセットで見つけることが可能です。
 都会のごみごみした場所で余生を過ごすより格段に心身ともに満たされた生活を営むことが可能です。
 また過疎地で高齢者が最も困る問題として移動手段の問題がありますが、岩美町は町営のバスは全て100円です。

温泉の位置

〖ゆかむり温泉〗

 公衆浴場〖ゆかむり温泉〗のある岩井温泉は、1200年の歴史を誇る山陰最古級の温泉で、湯温は47℃前後でほとんど薄めることなく使用しています。
泉質は、「カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉」で、神経痛、リウマチ、婦人科疾患によいとされ、飲用すれば慢性胃腸炎や痔疾にもよいと言われています。
浴槽は、熱い目とぬるい目があります。
気になる入浴料金は温泉地域外は380円で、その地域に移住すれば1ヶ月数百円レベル(噂)です。温泉地域への移住・定住は難しいかもしれないので、380円と考えておくのが無難です。

ゆかむり温泉1


ゆかむり温泉2


ゆかむり温泉3

〖たきさん温泉〗

公衆浴場〖たきさん温泉〗は、町営で山間部の自然に囲まれた温泉です。
 源泉の湯温は若干低めで41℃程度まで温めています。高温の源泉と違い入浴すると肌にやさしい感じがします。高齢者向きです。
泉質はアルカリ性単純温泉で、神経痛や皮膚病などに効能があります。
 また、館内には「ふれあい市」が設けられ、農家の人が持ち寄った野菜を安く売っています。
 実際に経験したことですが、帯状疱疹の跡も日に日に薄くなります。
〖ゆかむり温泉〗と併用すれば療養の選択肢も増えそうです。
 この温泉で最も特徴のあるのが、入浴料金です。
高校以上70歳未満が240円、小中学生と70歳以上が120円、幼児と障害者は無料です。おそらく全国最低クラスの料金でしょう。

たきさん温泉1


たきさん温泉2


たきさん温泉3

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