82歳の現役美容研究家の「生きるヒント」① 〜しないこと編〜

こんばんは。

おかちもんこです。

わたし、映画はもちろん好きだけれど本も好きなんです。

今日は以前読んだ本で、とても感銘を受けた本を紹介しますね。


これはしない、あれはする https://www.amazon.co.jp/dp/B078TMV3HY/ref=cm_sw_r_cp_api_i_7tL0EbW8BSKH9


小林照子さんという82歳の現役美容研究家の方です。

戦中から戦後にかけ、生みの親、育ての親、義理の親ら5人の親に育てられた小林さん。

その頃から色々達観した考えをお持ちだったようで色々と苦労されています。

その後、化粧品会社コーセーで35年以上にわたり、時代をリードする数多くのヒット商品を生み出し、メイクアップアーティストとしても女優さんから一般の女性まで「綺麗にする」「魔法の手」を持つ女と評されました。


コーセーの取締役を退任後も、56歳で会社を創業したり、75歳の時に高校卒業資格と美容の専門技術・知識の両方を取得できる教育機関を本格スタート。


82歳になっても、情熱のままに生きる小林照子さんの、人生を生きる上でのヒントを垣間見てみましょう。


まずは、しないこと編。全部で25項目ありますが、ほんの一部を抜粋してご紹介しますね。



〜しないこと編〜





・一日を無駄にしない

「歳を取ったらほどほどに」が美徳なんて嘘。
一度きりの人生、少し欲張りなくらいでいい。

私は「老けない人」というものは、毎日自分の心を刺激してくれる人だと思います。
憧れのスターでもいい、お花を育てるのでもいい。何か夢中になれるものがあれば、確実に心は「昨日とは違う自分」に進化しているのですから。
(中略)
子どもの頃、通信簿に「転がる石に苔むさず」と書かれたことがあります。イギリスのことわざ「A rolling stone gathers no moss」は、イギリス式に解釈すると、「仕事や住む場所を転々とする人は成功できない」という、あまりよくない意味です。
でも、このことわざ、アメリカでは「いつも活動的に動き回っている人は、能力をさびつかせない」という、よい意味に解釈されています。
私自身は当然、アメリカ式に解釈しています。
(中略)
大切なのは、どんどん自分を刺激して「自分」という人間を更新していくこと。
自分はまだ伸びる。まだまだ伸びしろがある。そう思いながら生きていくと、毎日に張り合いが生まれます。

私は、20代ではない、もう良い年齢なんだから・・と思ってしまう事がありました。
しかし、小林さんの言葉を読み、82歳の人が人生を楽しんでいるのに30代の私がもう年だと悲観するのはあまりに情けない事だと気付きました。
何歳からでもできる!私には伸びしろ(だけは)ある!そう思って生きようと勇気づけられました。


・「なんで?」を口にしない

一分前でも過去は過去。過去を嘆いても過去は変わりませんが、未来はこれからいくらでも変えていくことができるのです。

会話の中で純粋に思ったことを「なんで?」と聞くのは別にかまわないと思います。でも、自分の人生に不本意なことが起きたときに「なんで?」を繰り返すのはやめましょう。
(中略)
私がほんとうに「なんで?」を口にしなくなったのは、30歳のときの自動車事故のあとからです。
「30歳から人生が開けると、占い師に言われていたのに、なんでこんな目にあうの?」
それを言ったところで何にもならないでしょう。起きてしまったことは起きてしまったことなのです。後ろを振り返って「なんで?」と言ったところで、そこに意味はありません。得るものは何もないのです。
「何とでも、してみせる」
「こんなこと、何でもない」
過去ではなく、少しでも自分の未来をよくする言葉が、自然に私の口から出てきたのを覚えています。
(中略)
つらいとき、苦しいときこそ、未来を見てください。
一分前でも過去は過去。
過去を嘆いても過去は変わりませんが、未来はまだいくらでも、変えられるのですから。

そう…起こしてしまった事は変えられない。後悔をしても一緒。でも未来は白紙。奇跡でもなんでも起こせる。そこにどんな未来を作るかは自分の心持ち次第なんだと。そんな事を教えてくれる気がします。


・自分を卑下しない


「どうせ私なんか」という言葉は封印する。人はひとりひとり輝けるようにできているのです。

「人間には凸と凹がある」と教えてくれたのは、私の人生の大先輩である鯨岡阿美子さんです。
鯨岡さんは、ファッション業界の女性リーダーを中心とした、国際的な非営利団体「ザ・ファッショングループ」を日本で立ち上げたジャーナリストで、いわば戦後ファッション業界の草分け的存在。
(中略)
あるとき私は鯨岡さんに猛烈な勢いで怒られたことがあります。
私は化粧品会社という組織の人間なので、打ち合わせの場でも会議の場でも、とにかくメモをとる癖がありました。
ザ・ファッショングループの会議でも、私は毎回細かくメモをとっていました。
会議に出席しているのは、ファッション業界で著名な方ばかり。その中のおひとりが私に名刺を渡して、後でそのメモ内容を自分のところに送るようおっしゃいました。
私は「はい、わかりました」と素直に名刺を受けとりました。その私の姿を見て、鯨岡さんが後でこう言いました。
「あなた、人はみんな平等なの。あんなことしていたらだめよ。人には凸と凹があるの。控えめに引っ込んでばかりいると、どんどん人につけ込まれるのよ。あなたの変にへりくだった態度は凹なの。そこで相手は、あなたはおとなしく言うことを聞く人間だろうなと思って自分の要求を押し付けてくる。つまり、相手はどんどん凸になっていくのです。でもそうさせているのはあなた自身の態度ですよ。
謙虚で控えめであるということは、人に軽く扱われる存在になりかねないということを、よく覚えておきなさい」
この時の鯨岡さんの教えによって、私はふわふわのんびりした自分を断ち切ることを、意識するようになりました。
そもそも人に序列はありません。
どちらが偉い、どちらが偉くない。それを忖度して、自分から「影」になるのは、もうやめにしませんか。
そのためにはまず「どうせ」という言葉を口にするのは、やめてみる。そんな投げやりな言葉は封印するのです。
それが自分を輝かせるための第一歩となります。


私は基本謙虚で控え目ではありませんが笑、自分に自信をなくしてしまう時、気負いもなく控えめになってしまいイジイジしてしまう事があります。
そんな時つい自分を下に見てしまいますが、自分が自分を愛せないことほど悲しい事はなく、もっと惨めな気持ちになってしまいます。
せめて自分はどんな時も自分の味方であり、鼓舞する存在でありたいと思います。


とりあえずまとめ


しないこと編、あといくつか載せたかったのですが、時間の関係でここまでしか書けませんでした。
次回はいつになるかわからないけどまた載せたいと思います。


どんな内容か気になる方は実際に購入してみてください♩


最後まで読んで頂きありがとうございました。











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