地方子育て

今日は思春期に入った11歳の娘のお話をしていこうと思います。
書いている僕は39歳の父親です。
奥様と長女次女3番目長男という家族構成です。
まあ子育てですからここまで来るのにいろいろありましたけど、NOTEを始めてたまたま昨日会った話をしようかな。

前提として自営業でカフェの飲食店を営んでいます。家族プラス従業員2名の4名がメインです。夏休みの繁忙期も終わりまだ疲れも抜けていません。
昨日は日曜日、午前中からパラパラとしかお客様が入ってきませんでした。
忙しいかと言われれば、ピンポイントで忙しいかな?そんな感じで午前中が終わり皆がお昼休憩をとって最後に僕がご飯を食べているときに起こりました。
長女が突然「ちょっと行ってくる」
父「どこに?」
長女「湖に」
父「は?何しに?」
長女「ママが石探して来いって!」
父「雨なのに?ママはそんなこと言わないよ!」
そのまま僕をスルーして長女は出ていきました。
なんだかおかしいな、と思った僕はママに確認!
ママ「長女には「皆で夕方石拾いに行くから、疲れているんだから、休んでなさい」と言ったよ。」と
心配性の父はお店の中から長女を探しました。
かろうじてお店から長女の傘が見えたので安心しました。
なんだ湖で石拾ってるわ。
と思っていたら、突然傘が横移動しはじめました。
動いた瞬間にピンときました。
先ほどからの話の流れは、誘拐や行方不明者の最後のキーワードに似ている。まさか自分の子は!なんて考えていると痛い目みそうな感じ
父「チョット長女回収してくるわ」
ママ「うん!」
ママはなんでそんな話になっているのかわからない様子でしたが、なぜか僕だけが不安に駆られていたのでした。
実際起きてみなければ何も起きてないんだから心配ないのです。しかしその最悪の事態が起きてからでは遅いのだと僕は思っています。
最悪の事態を想定して動く。
過保護?それでいいじゃないか。最悪の事態の条件は突然やってくるのです。それは誰も気が付かないいつもの生活の中に潜んでいます。
僕は娘を追いかけました。
走ってではなくゆっくり歩いて様子をうかがいながら
パッと見で怪しかったです。
娘はなんだかフラフラしてるしジグザグに歩いてる。
ある程度追いついたところで、人がいなくなってきたチョット怪しいタイミングで後ろから大きな声で話しかけました。
1度目、まぁ気付きませんよね。
2度目、なんかキョロキョロしてました。
3度目、やっと後ろを見てくれてこちらに気付きました。
やっと一安心です。
長女は声をかけられた時点でピンときたそうです。
その後の話まで、ピンとくるの遅いわ!www

ここからが対娘との本気のお話です。
問題点
一つ一つをみれば多分誰もが気にするところではない
しかし点を線にすると怪しくなってきたんです。
まず一つ目
①「ちょっと行ってくる」
誰でも言いますよね。
②「天候不良」
まぁ天気が悪くても傘させば気になりませんよね。
③「母とのすれ違い」
よくあるやつ、毎日でもありえる。
④「両親の仕事が突然忙しくなる」
天候不順でお客様が突然入ってきてしまった。
⑤「11歳の女の子が雨の日に一人で湖に行く」
怪しいですね。
⑥「ドレスを着ている」
リゾート地ですから気にはなりません。
怪しいのは一つくらいですか?これらをまとめるとなんだか怪しい
チョット行ってくるといい、雨が降ってきて、ママと言い合いして出ていく。娘の様子が分からなくなるくらい忙しくなって、娘の格好はドレス。
お判りいただけたでしょうか、完全に行方不明、誘拐の典型的パターンがそろっています。
この事柄を一つ一つ丁寧に本気で伝えました。
もう11歳、危ないか危なくないか、自分で判断しなさい。
自分を鏡で見なさい。
どう思いますか?
女の子?女性?可愛い?自分でどう感じる?
それを感じた時点で他人もそう感じています。
男性からしたらあなたくらいの女の子は片手で持ち上げてしまいます。
片手で引っ張って車に連れ込めてしまいます。
危機感を持ちなさい。自分の身は自分で守るのです。
伝えられたかな。

最後にダメ押しのことが一つ。
夕方お客様の落とし物を警察、交番に持って行ったのですが、そこでの警察官の一言にビックリしました。
警察官「~さんちょうどよかった今から交番誰もいなくなるんです。」
ネガティブな考え、過保護な考え方かもしれませんが、
ゾッとしました。
あの時に娘を無理やり迎えに行っていなくて、まだ家に帰っていなかったとする。交番に相談に行っても誰もいない。
正直詰みますよね。
最悪を考えれば!って話なので、気が付いてよかった。ってことなのです。
その後家族でご飯を食べながら今日の話を皆にしました。
「何もなかったからこうして皆でご飯が楽しく食べられています。」
「一つの油断、行動、言動によって危険が身近になります。」
「皆で注意して生活しましょう。」
「皆でご飯が食べれるって幸せだね。」と家族にお話ししました。
誰にでもどの家族にでも起こることだと思います。


今の日本でも年間1万人以上行方不明者がいます。
大体は見つかりません。
どこでどうしているのかもわかりません。
その中の一人になってほしくない。
楽しい人生がこれからはじまっていくのだから


最後に
今回たまたま起きた何も起きてない未遂事件です。
基本的には僕は超が付くほどのポジティブ人間です。
そんな僕が感じた事件を書かせていただきました。
子育てをしている方もしていない方も、子供は宝物として接していただければと思います。地方は子供がいません。顕著に表れています。だからこそ町の皆で守らなければと考えます。
地方で生きる40代頑張っています。
ここまで読んでくださりありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!