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法人生保は本当に終わりか?
数年に1度、法人への生命保険を販売する側にこの手のインパクトの話があります。
今回はさすがに今までとは毛色が違うような気もしますが…。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB146ZW0U2A110C2000000/
自分の話で恐縮ですが、ボクが生命保険代理店を始めたのがもう20年以上前の話です。
当時は法人税率が50%くらいしていた時。中小の法人で全額損金の逓増定期保険という節税保険が簡単に売れていました。
法人における生命保険料というのは、条件さえ満たせば数億円でも経費(損金)扱いできます。
ここらは現在年額たった12万円の生命保険料控除しか使えない個人の生命保険とは大違いです。
実際には零細法人なので年払い保険料が500万円とかの保険料になるのが現実的ですが…
でも、一本売ると手数料が40%~50%だったので200~250万円入ってくるので、当時独身だったので3か月に1本決まれば十分という状態でした。
月に1日だけ働いて、あとはジム通いでウェイトトレーニングとその後デイトレにハマってました。
とは言え時々、税制やら保険の取り扱いに対する通達変更やら数年に一度は「もうダメ…」という状態になっていました。
しかし、何度も新商品なんかで法人に対する節税ニーズ用商品が出てきては生きながらえてました。
さすがに2019年2月14日のいわゆる「バレンタイン・ショック」時に「もう法人保険はダメ…」とそれ以降は法人生保を売った記憶はありません。
その後の名義変更プランなんてバレンタインショック時より前から危ないと思っていたのでやってなかったです。
さすがに法人の節税商品で稼ぐのはさらにかなり難しくなってくるでしょう。