見出し画像

まるでチューリップバブル、中国株ETF狂乱相場の真相

まるでチューリップバブル、中国株ETF狂乱相場の真相。
東京証券取引所に上場する中国株のETFが9月下旬以降、異例の暴騰劇を演じた。ETFの市場価格がわずか2週間余りで約60倍になった。
なぜ異常な価格が形成されたのか?
17世紀のオランダを舞台とするチューリップバブルを彷彿とさせる乱高下の真相に迫ったということだ。

日経新聞


チューリップバブル、これは有名ですね。
1630年代ぐらいかな?
色々諸説ありますが、チューリップの球根ですよね。
普通の価格ぐらいから、もう暴騰しました。
一説にはベテランの職人の年収の十倍ぐらいまで値上がりしたとも言われていますよ。
これは最初のバブルとして有名ですよね。
暴騰してある日、ある日ですよ。
これもある日を境に突然暴落ですよね。
元の値段に収束していきました。
記録があるのかな?
これがチューリップバブル。
人類初のバブルとも言われていますよ。
で、
今回は60倍なんで、チューリップバブルは60倍なんてもんじゃないでしょうけど、今回は2週間で収まっていますからね。

期間は2週間で収束?

これ何かというと、中国が株価が高いですよってたまに言ってたのを聞いたことがある方はいらっしゃいますかね?
株価が上がってたんですよ。
これは中国の景気対策。
9月24日に発表した景気刺激策ですよね。
これが好感されて急に株価が上がり出しました。
でも中国の株式市場、10月1日から7日までお休みになったんですよ。
中国、国慶節っていうやつですよ。
日本で言うとお盆に近いのかもしれませんけどね。

東証の中国関連ETF



東証に中国株関連のETFが上場しています。
これは間接投資という意味でできています。
日中ETFコネクティビティっていう枠組みが利用されて、東京証券取引所に中国関連のETFがあります。
ETFって何ですか?ってよく聞かれます。
ETFとは上場している投資信託のことですよ。
現在、通常のETFは6種類。
東証に上場しています。

短期間で58倍


例えばアセットマネジメントワンのワンETF南方中国A株、CSI500っていうETFがあります。
10月8日で70,400円ですよ。
これは9月20日、ここは年初来安値だったんですけど、1219円が58倍になったというある種の事件が起きてますよね?
これまで、中国株の指数は見てたんですが、ETFの動きは全く気づいてませんでした。
で、
これを見て初めてそんなことになってたんだと思って、今お話してますよ。
他にもブラックロックとかの商品も急上昇しました。
アセマネワンの動きを見ていくと、9月27日にはさっき22、10日か20日は年初来安値だったんですよね。
9月27日は1421円。
出来高は2200株ですよ。
出来高が少ないですね。
9月30日は1687円。
9月27日は1421円で寄り付いて、1600円まで上がって引けているんですよ。
結構上がってますよこれ。
9月30日は1687円。
この時は27日と言うと金曜日ですよ。あの自民党の総裁選やってた日ですよ。
で、9月30日は1687円。
9030株までできてますよ。
そこから駆け上がっていって10月7日いきなり寄りが17,900円で42,400円まで上がりました。
出来高は倍増してます。19,670株。
そして、10月8日が寄り天井ですよ。
寄り天、寄り付いた株価が天井って言う意味です。
ちょっと上髭出してますけど、ほぼ寄り天で70,400円まで上がりました。
1200円台だったのが2週間で70,400円ですから、さっき記事内で言いましたね。
58倍ですよ。

one中国 証券コード:2553 日足と出来高

急騰劇の原因は?


この急騰劇の原因は何ですか?になったらETFも一応値幅制限がありますよ。
ただしETFはね株だと2日連続でストップ高した時、ストップ安した時はともに値幅4倍に広がるんですけど、ETFは一日だけのストップ高で値幅4倍。
この原因がまず1つ。
もう1つは流動性が少ない。
さっき言いましたね。
2200株しかできてないですよと。
もうここですよ。
流動性が少ないということはちょっとの売りと買いで上がったり、下がったりしますよ。
特に上がる時はこのETF含めて中国も今、株価対策やってんのか?売り禁止になってるんで空売り禁止ですよ。
空売り禁止と流動性が低いのが、そのあたりに原因があるので最後の7万円とかになった時、2週間で58倍です。
そしてそれでも高いのを買ってくるんですよ。
買う人もさすがに高いのは分かっています。
それでも、同じようなもっと愚かな人が現れて多分高く買って行くでしょうっていうこの理屈ですよね。

これをグレーターフールセオリーっていうんですけど、大バカ理論って言うと言葉がよくないんですけど…
グレーター・フール・セオリー、大バカ理論ですよ。

グレーターフールセオリーとは、金融業界で用いられる投資戦略の1つで、過大評価された資産を自分より愚かな誰かにさらに高値で転売できると踏んで購入することを指します。

Gemini

グレーターフールセオリーに基づいた投資は、大きな利益を得る可能性がありますが、リスクも大きく、長期投資には適していません。
もう1つ言うともうババ抜き状態ですよ。
誰が最後に馬場を引くか…
これはやっぱりバブルの頂点が一番強く見えるんですよ。
中国株は上がってたのはわかってましたけど、東証のETFでそんなことが起きてたのは知らなかったです。
ちょっと驚きました。
それでは。


いいなと思ったら応援しよう!