見出し画像

生保も情報漏洩35万件!代理店に存在感!広告費支払いも商慣行の見直し急務に

損害保険業界に続き、生命保険業界でも代理店に出向した社員が出向元に他社の契約者情報を漏洩する事案が相次いでいる。
日本の生命保険や第一生命保険で発覚し、現時点で計35万件に及ぶ。
最近では保険ショップなどを通じた販売が増え、生保業界でも代理店の存在が増してきた。
情報漏洩が確認された生保と件数
日生18万、第11万マニュライフ3.6万メットライフ1.7万。

日経新聞

漢字系?カタカナ系?

これ、自分も数年前までこういう乗り合い代理店っていういろんな保険会社を扱う代理店にいたことがあります。
生命保険会社には漢字系・カタカナ系・ひらかな系ってありますからね。
生命保険会社の種類というか系統です。

全部漢字の名前の会社、平仮名が混じっている生保、カタカナの生保です。
一般に漢字系と言われるのは古くからある生保、カタカナ系は外資系、平仮名系は損保の子会社です。
自分がいた乗り合い代理店には漢字系のところから50代ぐらいの人かな?出向してましたよ。
某漢字系ですね。

某漢字系というか、だいたい漢字系の大卒の内勤は年収が高いですから2000万円とかあるんじゃないかな?
よくわからないけど、多分ありますよ。

保険会社と代理店の癒着?

出世できなくて50代になったら出向。
でも言ったら悪いですけど、使い物にならない。

おそらく年齢的にバブルの真っ最中の入社組ぐらいの感じだったと思うんですけど、代理店に出向で来てましたよ。
代理店が一部給料を負担する。
そうなると、その漢字形成保の賃金は少なくて済む、ポストも不要…っていうそういうお互いのウィンウィンでやってんじゃないでしょうか?その場合。

漢字系の出向者を受け入れるメリットは代理店としたらやっぱり何かな?
やっぱり情報を得たいとかコネクションを作っておきたいとかでしょうか。
当然、代理店の仕事をちょっとやってもらってっていうのはあるけど、そんなにやってもらう仕事があるのかな?っていう気はしますけどね。

金融庁と保険会社の癒着?

個人的な印象としては、某漢字系生保会社と金融庁もズブズブですからね。
某漢字系の意向のままに動きますよ。
日本一の生命保険会社でもありますけど、日本一というか、世界一かな?
生保ビジネスは今、ちょっと僕も離れてるんです。

なので、直近は知らないですけど、数年前、当時はもうズブズブ。
その保険会社の意向の通り動いてました。
動く代わりに金融庁から生保業界に天下りですよ。
その保険会社は漢字のお名前のところですよ。

で、その時は生命保険を結構フリーに募集できていました。
我々末端ですよ。
竹槍部隊みたいなもんなんで好きに募集できてたんですけど、途中から締め付けが厳しくなってきたんですよ。

それは某漢字系の保険会社が乗り合い代理店がいろんな商品を売るので、自分の力が相対的に小さくなる。
それを恐れて、代理店の力を削ぐために金融庁に圧力をかけて言うがままにさせてましたよ。

その時にやったことというのは社員化。
当時は我々は籍を置いただけの請負のような状態だったんですけど、正社員化しろっていうお話ですよ。
社員化すると、一番大きな違いは社会保険料っていうのが発生することです。
あと最低賃金とかいろいろなそういうのの縛られますよ。

そういう枠組みの中でやれっていう金融庁からのお達しですよ。
完全に手足を縛ってきたわけですよ。
その大手生保会社が自分のところが草刈り場になってたんで、金融庁に泣きついたわけです。
じゃあもっといい商品出せよと思ってたんですけど、その保険会社から言われるがままにやってましたよね、金融庁。

ただし、正社員化ですけど、有名無実というか見せかけだけ。
本当は社会保険料は本人と会社折半です。
でも、本当は本人が全額払ってたんですよ。
あと最低賃金っていうのも発生しますよ。
これも最低賃金も仮に割り込んだとしたら、いったん払うけど全部貸付みたいな感じですよ。
大きな解約とかにあうと、給料が持ち出しになったりしますからね。
まさに偽装正社員みたいな感じですよ。
それが横行してました。
多分、今でもやってる代理店は結構多いんじゃないかな?
要するに売り上げは自分で上げますけど、例えば社会保険料の雇用主負担分も自分が出してます。

最低賃金もあったら、その部分も自分が出して売り上げは上がるけど、例えば今月は10万円もろもろ含めて足りませんよって。
そうなるとマイナス部分がずっと積み上がっていくわけですよ。

ぼったくり商品を売らざるを得ないワケ

何ヶ月も最低賃金を割ってたら売り上げが上がらなかったら、そういう形態だと会社に「隠れ負債」が積みあがっていきます。
なので、それを避けるために手数料が高い商品を売らざるを得なくなるんですよ。
手数料が高いぼったくり商品です。

ぼったくり商品とは?外貨建て商品は多いですよ。
全部が全部じゃないですけど、多いことは間違いないです。

ほかに変額保険という商品ですよ。
保険会社ごとにペットネームがあります。
アクサ生命のユニットリンク、ソニー生命のバリアブルライフ、あんしん生命のマーケットリンクあたりが有名じゃないでしょうか?

今やNISAやiDeCoがあるので、変額保険も歴史的使命を終えたんじゃないかなと思いますけどね。
ネット証券で投資信託を買った方がはるかにコストが安いです。
今あげた商品はめちゃめちゃ手数料が高いというか。

それも含めて保険会社の扱う貯蓄系の商品は、手数料目が飛び出るほど高いというか。
一般の人は手数料がわからないですよ。
手数料を親切には教えてくれません。

分かりにくい手数料

ただし、金融機関など一部は開示してますよ。
あるいは変額保険のファンド部分など、一部。
他の責任準備金がいくらとか、要するに純保険料っていうのがあって、付加保険料があって、経費の大枠は開示できないですよ。
日本は大枠は開示できないです。


そしてもう一つは保険業法っていうのがあって、海外の保険って結構優秀なのがあるんですけど、加入できないんですよ。
存在すら知らないですよ。
いや、なんかメットライフとか出てきてるんじゃない?っていう方もいると思います。
あれはメットライフが日本向けにスペックダウンした商品を売ってるだけの話。

メットライフだけじゃないですよ。
他の会社もそうですよ。
外資系生保も日本向けに金融庁から許可をもらって、本国よりもスペックを落とした商品が売られてるっていう意味ですよ。
海外の生命保険のスペックなんかは、普通の人は知らないです。
生命保険に関しては鎖国状態で全く情報すら入ってこないという状況ですよ。

奪われているのは機会とおカネ

これは金融庁とか、そういうお役所からも我々は機会を収奪されてます。
保険会社のこと、代理店から見たメーカーとも言いますから、商品作ってるんで。
メーカーからも収奪されています。
代理店というか、我々募集人も高いのを売らざるを得ないような、そういう環境になってるんで、それでまた収奪ですよ。

収奪、いいように取られてます。
情報化社会なので情報は結構出てきています。
とはいえ、販売する側の情報がまだまだ偏っています。
そして銀行も生保を販売するのはあんまり良くないと思いますよ。
銀行はやっぱり預金を集めてそれを貸し出して、そういう社会的使命があるからそれをやってくださいと思いますね。
保険みたいなのを売って手数料を稼ぎに走らないでくださいというのはありますよ。
本当は医療保険とかがん保険。
低額の1000万とかに満たないような死亡保障もネットで十分だと思いますけど。

高額のものだけ、やっぱり保険金詐欺とか事故とかそういうのを防止するために人を介在させたらいいんじゃないかなと思います。
生保業界には結構人がいて、大きな産業になってますけど。
でも本当は人員的には1/10でも十分回ると思いますよ。
回るんですけど、いつでも募集してるでしょ?
漢字系生保、特にこれは雇って全部吐き出させますから、自分の人脈とか家族、自分でノルマあるんで入ってねってなります。
その人脈を全部吐き出させて、そして辞めていく。
そんなのが横行しています。
生保はそういう業界なので必要最低限の保障だけでとりあえずいいでしょう。
それでは。


いいなと思ったら応援しよう!