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日本は本来どんな国なのか?戦後の日本人の多くが自国を誇りに思えなくなった理由。

※この記事は5分程度で読めます


日本とは何か?

私はこのテーマについてずっと探求を続けて来ました。私たちが暮らす日本国について、日本人はどれほど詳しく知っているでしょうか。

今回は日本国の成り立ちと、戦後を境に日本人が自国の文化や歴史に対して自虐的になってしまった経緯について語りたいと思います。

日本は神様が創った国

日本の歴史を遡ると神話に繋がります。

我々の住むこの日本の国土は 、イザナギ ・ イザミナの夫婦の神によって創 造されました 。その後 、この二神から多くの神々が生まれ 、その神々の子孫である大国主によって国土の整備 ( 国造り )が行われ 、農業や医療が整備されました。

その国土を正しく平和に治めるべく、アマテラスの子孫であるニニギが天上 世界である高天原から地上に降り立ちました。これを天孫降臨と言います 。このニニギのひ孫にあたるのが初代神武天皇です。

神武天皇像

紀元前 660 年 2 月 11日 に大和(現在の奈良県)にて神武天皇が即位 し、日本という国が建国されました。それ以来、126代に亘り今日に至るまで天皇家が続いています。

世界で最も古い王家が日本の皇室です。しかも現在に至るまで一貫して男系(父系)によって皇位継承がなされてきました。これは世界の歴史上類を見ない凄いことなのです。

祭と政治は本来ひとつの存在だった

「祭政一致」いう言葉がある通り、祭祀と政治はもともと一つでした。古代社会では宗教的儀式を司る者に、政治的な権力が集まり、天皇家がこの政治形態によって日本国を統治していました。

しかし、しだいに天皇家は政治の実権から距離を置くようになります。祭と政が分離されていったのです。平安時代には藤原家が摂関政治を行い、中世以降においては武家政権の時代となります。

政治の実権から離れた天皇ですが、天皇は神話に基づく日本の正当な統治者です。最も貴い太陽神である天照大御神の子孫である天皇は、祭祀を司る第一人者である「祭祀王」として、日本という国の国體(こくたい)を長い歴史を通じて形成してきました。

本来「政」はあくまでも祭を司る天皇に権限があります。「祭政一致」政より先に祭があるのは、祭が本で、政は末ということです。なぜなら祈り=「祭」があってこその行動=「政」となるからです。なので、武士の棟梁である征夷大将軍将軍はあくまでも天皇の代行者として政権運営を行っていたに過ぎず、議会制民主主義の政治形態となった現在においても、このような体裁は続いています。

天皇は日本国憲法に基づき、国事行為として国会を召集し、内閣総理大臣、最高裁判所長官を任命します。さらに衆議院の解散、国会議員の総選挙の施行の公示など、今でも日本の政治を行う上で、欠くことのできない存在です。

国事行為とは、天皇が内閣の助言と承認によって行う、国事に関する形式的・儀式的な行為です。この国事行為の中に「儀式を行うこと」があります。これは天皇が主宰する国家的性格を持つ儀式をいい、天皇の即位、崩御に伴う儀式などがそれにあたります。

この他にも、年間を通じて30にものぼる「宮中祭祀」が行われています。古来より現在に至るまで一貫して続いてきた天皇が行う祭祀です。天皇陛下はこの日本国をはじめ世界の平和、人々が無事で穏やかな暮らしができるよう、毎日ただひたすらに祈りを捧げる日本最高位の神主なのです。

政教未分離政策による歪んだ祭政一致

国家が宗教団体に関与しないというのが現在の政教分離の原則ですが、現政権与党が宗教団体と密接な関係にあることが取り沙汰され、問題になっているのが昨今の状況です。

安倍晋三元総理が銃撃により暗殺されるという衝撃的な事件からもう2年以上が過ぎました。この事件の背景には特定の宗教団体の影響が大きいことは広く知られている事実です。しかし、現政権与党は憲法改正によって宗教団体が政治に関わることを認め、宗教団体へ公金を使用することを可能にしようとしています。

ある意味で時代は再び祭政一致の時代へ戻ろうとしているのではないでしょうか。そうなれば、本来あるべき祭政一致の在り方からかけ離れた、歪められた形態であるといえます。

自虐史観教育で敗戦国として永久的な呪縛を背負う日本国家

平成24年に「日本を取り戻す」というスローガンを掲げ、政権復帰し総理大臣に返り咲いた安倍晋三氏が唱えた「戦後レジームからの脱却」。この「戦後レジーム」とは、戦後GHQによる占領下に作られた 日本国憲法を始めとする憲法や法令 、テレビや新聞などのマスコミ、経済や金融、国防に関する制限されたルールのことです。

つまり、米国を崇拝する拝米主義、米国に隷属する国家体制を根幹から変えていくことが、「戦後レジームからの脱却」です。しかしこれを実現するには根深い問題が立ちはだかります。

戦後GHQにより、「日本人は間違った戦争を起こした」という罪の意識を国民に植え付ける洗脳工作を行いました。これは陰謀論ではなく、戦後70年が経ってからこれに関する当時の極秘資料が公開されました。これを「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)」と言います。GHQはマスコミや教育機関を使って日本国民に自虐史観を植え付けることに成功します。

これにより日本が過去に関わった戦争を正当化する発言を行うことや、愛国心を育む教育が出来なくなりました。

次回はこのWGIPが日本社会に残した爪痕の深さを示す例を、いくつか紹介したいと思います。

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