AIは人類を駆逐するのか?《読書一服》
太田 裕朗(著)
現時点では、AIに感情や意識、倫理の問題を扱わせる
のは難しい。それを回避し、実用的なAIを実現するため
に「確率」と「統計」に基づき、問題を処理している。
これにより、ある面では万能で賢くなった。
しかし、ある面では何でも予め組み込まれ、思考せず、
騙されやすい存在になった。
AIが完全で中立であるという見方は幻想。
学習の仕方によっては、人の主観も入り込む。
AIについて話題になっていることが、コンパクトにまとめ
られている。
ただ、書籍タイトルと表紙カバーについては、個人的には
「ちょっとねェ」という感じ。
例えば、書籍タイトルを「AIの未来と倫理」とかにして、表紙
はドローンが飛んでいる写真にするとか。平凡すぎるかな?
著者は現時点(2021/5/29)で、ACSLの代表取締役。
出版社から想像すると、企業イメージ作りが出版の目的かと。
倫理の問題について考えていますよと。
※ADSL(6232) 東証終値 5/28 2504円
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