好きな曲をレビューしてみよう。 その1
第二回の投稿である。何を書こうか、思念しているうちにあっという間に2ヶ月が経ってしまった。これはいけないと、変な使命感に駆られ、「よし!やらねば!」と筆を走らせることにした。
話は変わり、昔から音楽が好きである。聴き始めは、小学校6年で聴いたBackstreet Boysだった。歌のうまさ、メロディーの良さにばっちりハマり、しばらくは彼らを聴き続ける日々。そんな音楽遍歴に転機が訪れたのは、中学校一年生。出会ってしまったのだ、PUNK ROCKに。中学校〜高校にかけて、PUNKを漁っていくことになる。そんな自分だが、近年は色々なジャンルに手を出しては毎日様々な音楽を聴いている。PUNK、ROCK、JAZZ、POPS等、選り好みせず聴いているつもりだ。今日レビューしてみたいのは、哀愁歌謡ロックバンド「ジャパハリネット」の「哀愁交差点」である。
世間的にはあまり知られていない彼らだが、2004年にはMステにも出演しているメジャーバンドであったのだ。(現在はインディーズで彼らのペースで活動を続けている。)
彼らとの出会いは前述した中学校一年生の時である。友人から紹介されたのがきっかけだった。ジャパハリネットを初めて聴いた時の衝撃を今でも覚えている。哀愁漂う歌詞とは裏腹に明るいメロディ、そして歌声。衝撃という言葉以外に適した言葉が見つからないほど、衝撃を感じ、心を撃ち抜かれた。写真にもあるように彼らの代名詞はスカジャン。これも真似した。以来スカジャンも好きである。閑話休題。
今日レビューする「哀愁交差点」は彼らのメジャーデビュー曲である。この曲は全てが素晴らしい。特に歌詞が本当に凄いのだ。以下に抜粋する。
この曲を初めて聴いた時、自分は思春期の真っ只中だった。自分が何をしたいかも分からない、だけど何かしたい。もがくしかないけど、そんな自分が格好悪くもある。多感な思春期の自分にはこれ以上ないほど、自分の心境を歌っている曲だと素直に思った。大人と呼ばれる年齢になった今だから分かる。きっとジャパハリネットももがいていたのだ。四国最強のロックバンドと呼ばれていたものの、それがメジャーで通用するとは限らない。音楽人生がいつまで続くか分からない、メジャー進出が果たして成功するかも分からない。もしかしたら、失敗の可能性の方が大きいかもしれない。押し潰されそうな重圧と戦いながら、生み出した曲だからこそ、これほどまでに人の心をうつのだと思う。
曲の終わりの歌詞はこうである。
今の自分は30代に突入し、世間的に大人と呼ばれる年齢となった。社会の中で自分でいることがどれほど難しいか分かり、生きていくために小狡いことも多少覚えた。しかし、そんな自分が嫌になることがある。結局のところ自分が自分であるために、迷いながらもあるがままに戦っていくしかないのだ。そんな誰もが感じる心の揺れ動きを真っ直ぐなほどに歌ってくれるバンド、「ジャパハリネット」。
何かに迷ったり、挫けそうになったりしている人に是非是非聴いてみてほしい。
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