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太極拳。どう座る③

椅子に座った自分を観察してみましょう。
椅子の座り方にも色々有るので、今日はとにもかくにも、座った所から、直ぐに立ち上がれる状態の座り方で観察してみましょう。
直ぐに立ち上がれる様にするなら、椅子に浅目に腰掛けて、尾骨を下に向ける様にしてみましょう。
足は踵や爪先が上がったり、片足を組んだりしないでくださいね。

注意点を順番に説明してみます。
①頭はお尻と繋がってるけど、頭の重みを全部乗せずちょっと上から吊られている感じを意識してみます。
②目は、ちょっと遠くの相手を見ている。
③背中、腰は楽になってる(腰を反らせたり丸くしない)
④胸や肩に力が入らず、呼吸も楽
⑤お腹は楽で、骨盤の前後左右の高さは同じ(これが一番重要かもしれません❗️)
⑥足は、床に楽に着いてて、頭が足裏に繋がれば、直ぐに立ち上がれる様な状態。爪先と膝が同じ向きになってるかも確認してみましょう。膝が広がってると足の親指が浮いてたりします。

こうして座った状態で、足を肩幅を変えて観察してみましょう。

足も膝も揃えて立とうとすると、少し緊張しましたよね?

次に両足の間に拳を横に挟んだくらいの隙間を開けると少し楽になりますが、そのまま直ぐに立とうとすると、色々と力みが出る場所が有ります。

では、両足の外側が肩幅くらいの間にしてみましょう
直ぐに立とうとする時、頭を足裏に繋いだら、どこにも力まず立てませんか?立つ時は、膝が爪先と同じ向きになってるか気を付けて下さいね。(足裏と頭を繋いだ時、足の親指側とか小指側とかを重点的に踏まない様に、柔らかく足裏を使って下さいね❗️)

では、楽に座った状態でもうひとつ、試して欲しい事が有ります。
足は肩幅の状態で、踵を着けて爪先を外や内に動かして下さい。その時、膝の動きを観察しましょう。
爪先が動くと同じ向きに膝が向きませんか?

その時、股関節周りも一緒に観察しましょう。
股関節も膝も楽なら爪先も膝も同じ向きになります。

では、片方のお尻を椅子から外して座ってみましょう

椅子に座った方に、ちゃんと軸を置いて、軽くなってる股関節の高さを変えて膝を動かして下さい。
ずれた感じや、動きにくさを感じる時の股関節の高さを観察してみましょう。
太極拳では、片方の足に体重を乗せて、体重が乗ってない足を動かす時の時間が、他のスポーツより時間がかかる事が多いので、片足に座った時の股関節の高さで、色々、力みやズレが出るのですが、それをちゃんと実感して、これからの、座るとか、軸を作る練習に繋げてみてください。
重い腰や頭を、片足で受け止めてゆっくり動かす太極拳は、見た目より大変な動きです。それをちゃんと続けているあなたはとてもすごいのです❗️
だから、もう少し、長く続ける為にも、自分の体を観察して、基本を作っていきましょう。
立つ、座るとは、しっかり太極拳を楽しむ、要のひとつですねぇ⁉️

次は、椅子を外して、普通に太極拳の立つ練習からの座るを、考察してみましょうね。

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