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【小学校受験‗絵画】失敗はチャンス!ピンチをネタにする小学校受験絵画
2025考査では、慶應義塾幼稚舎で「大ピンチずかん」をフィーチャーした課題が出て、個人的にドキドキしたのは記憶に新しいですが、大ピンチ、失敗、困ったことやトラブルから学ぶことの大切さは、大人子ども問わず成長する過程でとても大切なことです。
小受のテスターは、6年間でどれだけ成長するポテンシャルを持っているか、を見たいわけで、これまでの経験およびご家庭の取り組みとして、失敗からどのように学びを得ているかは、学校側の判断基準として大きなウェイトを占めているといって間違いないでしょう。
従いまして失敗したときは、これはネタに使える、お笑い芸人のネタ帳のように書き留め、すぐネタ化してしまうのがポイントです。
以前、戦略的に生き物を飼おう、植物を育てよう、という話をしましたが、生き物、植物に関しては、失敗、トラブル、ピンチ、が起きやすく(もちろん起きて欲しくないですが)、そこから学べることは非常に大きいです。
子ども視点では、生き物や植物の知識、季節、将来なりたいもの、生き物に対する感受性(きもちの変化)など成長に結び付くことが多く、特に絵画ネタ、個別テスト、面接ネタとして仕込んでおけば直前期に焦らなくて済みます。
その時のまとめ方のポイントは、失敗から、どのような気持ちの変化があったのか、どう工夫して対応したのか、家庭でどのようなサポートをしたのか、が自分の言葉として言えることが難関校突破のレベル感になります。
幼稚舎や横浜初等部を狙うのであれば、そこに加えて、誰にも負けない知識と熱意、自分ならではの工夫や思考を言語化して伝えることが、差別化要素として必須となってくるでしょう。幼稚舎に行くには“○○はかせ”になるのが近道、とよく言われているのはそういった理由からなのです。
考査に話を戻すと、絵画課題として、何か困っている人(や宇宙人)を助けるというテーマなどで頻出課題の1つです。
また、行動観察課題においては、課題の種類を問わずほぼ全てにおいてピンチの時にどう対応しているかを見られていると思って間違い無いでしょう(大体上手くいかないように仕向けられている…)。
【過去問情報】
★慶應義塾幼稚舎 :絵画課題
★早稲田実業 :絵画課題(条件画)、行動観察
★慶應義塾横浜初等部 :絵画課題
子育てのピンチも、少し視点を変えることで、受験対策のネタになりますし、何より前向きに向き合うことができるのでは無いでしょうか。大変な時期だからこそ少しでもプラスのマインドを持っていただければ幸いです。
ここからは最も課題として取り組みやすい「生き物」を題材に、どんな失敗をネタにしてきたか、参考課題を2つあげて、子どもの話しやすさ、ピンチをチャンスに活かした工夫が分かりやすく、子どもと家庭の関わりが見える題材を参考回答と共に紹介していきます。
ピンチをチャンスに、という課題設定上、早稲田実業を志望されている方や絵画、お話対策としてバリエーションを増やしたい方、持ちネタの作り方を知りたいという方、にはぜひ読んで頂きたいです。
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