広告ゲーあるある。マジで無くなれクソ倉庫（仮）
前置き
広告でよく見るゲームとして、こういう物がある。同じ色のコーヒーとか乗客とかを、同じ色のトレーやバスに乗せる超シンプルなゲームだ。
もうちょっと詳しく言うと、その時点で先頭にあるコーヒーや乗客がトレーやバスに入る。しかし、トレーやバスは同時に出せる数に制限があり、適当に出すと詰んでしまう。
パズルゲームの一種なのだろうが、より詳細なジャンル名はあるのだろうか。まぁいいか。
語るに際して、固有名詞が無いのは不便なので、コーヒーや乗客に当たるものを「商品」、トレーやバスに当たるものを「箱」と仮称する。
で、これがまぁまぁ難しい。難しいと言うより、どっちかというと理不尽だ。広告を見なければ、同時に設置できる「箱」の数は少ない。そして、「商品」と「箱」の配置が雑（あるいはランダム）であり、どんな順番で出しても広告なしでは詰んでしまう、という事がありがち。
少し遊んだら運ゲーor理不尽ゲーなのがわかってアンインストール、という流れをやったことがある人は多いのでは。
個人的に一番ゲームバランスがまともだったのはドラゴンの鱗をキャノンで撃つやつだ。
このゲームの画期的な所は一番先頭に居る「商品」を「箱」に流し込むのではなく、射程内に入った「商品」を「箱」が破壊できる。先頭にある同じ色の「商品」だけでなく、射程内に入った十数個から同じ色の「商品」を処理できるため、詰むことは格段に減った。広告なしでクリアできるステージも多く、キツいステージも広告1個か2個で済むことが多い。広告1個で済むから良ゲーというのも変な感じだけど。
ほんへ
さて、他のゲームを引き合いに出し、ドラゴンの事をかなり褒めてみたが、そのドラゴンでさえ容易にクソゲーにするクソシステムが存在する。悲しいことに、多くのコレ系ゲームで同じ物が採用されている。それは
“倉庫（仮）”だ。
以降、これの事をずっと「倉庫」と呼ぶことにする。システムとしてはシンプルなもの。この「倉庫」の中にはどんな色の「箱」が入っているかは分からず、倉庫の前に飛び出ている「箱」を出すと倉庫の中にある次の「箱」を得られるというもの。
だが、それだけの事がこの手のゲームをパズルゲームから広告連打ゲームに変貌させてしまう。
まず、第一にこの「倉庫」のランダム性が良くない。先々の物が見えていれば、「この緑のトレーから出していけば、その次に指定されているこの赤いトレーが取れるようになるから、まだ詰みはしないな。」「赤の色のバスを指定されているけど、こっちから出すとこの青いバスがしばらく取れなくなりそうだな。」と言った感じで思考して進めるゲームにできる（まぁ多少考えた所で理不尽配置で詰むことはよくあるのだけど）。
だが、この「倉庫」は中にどんな色が入っているか、本当になんにも分からない。倉庫から次に出てくる色の「箱」がどれなのかも、中にどの色の「箱」が入っているかも分からない。教えてくれるのは精々残りの箱の数くらいで、思考しようがない。
次は緑色の「箱」が必要なのに、倉庫から飛び出しているのはどれも茶色の「箱」という事がままある。仕方なく、どれかの茶色を出していくが、必要な色の「箱」が得られず詰みにまっしぐら、バカ長い広告を何度も見せられる……ということになりがちだ。私は天才ではないから断言は出来ないが、大抵の人はそうなるだろう（主観）
で、「倉庫」が1個なら運でなんとかなるが、上の画像のステージでも4つある。4回の運ゲーはかなりキツい。君は4回ばくれつパンチを撃って外さない自信があるか？当然、もっと「倉庫」が多いステージだってある。
悪いところ2つ目、「倉庫」が場にある「箱」をブロックする。これは乗客系のフォロワーに多いケースだ。
「倉庫」とその目の前に飛び出てる「箱」が邪魔になって、近くにある箱が出せなくなる。これも当然のように良くある。テンプレみたいに良くあるが、本当にゴミなので辞めて欲しい。
これは水色の丸の部分の「箱」を、この赤い丸の「倉庫」がブロックしているというケース。このピンクの「箱」を出すためには、5つの中身不明の「箱」を抱えた「倉庫」を先に処理しないといけない。
先頭にあるのはピンクの「商品」、別のピンクの「箱」は使い切ったから、すぐにピンクの「箱」を出して同じ色の「商品」を処理したいのに、「倉庫」から出てくるのは緑やら青やら茶色やら……となると、すぐに詰んで広告を見るしかなくなるのだ。
そもそも、「倉庫」なしですら雑な配置でしょっちゅう詰んでしまい、広告1回か2回見せられたりする事がよくあるガバガババランスのジャンルなのだ。これがあったら確実に詰む。