いや、同意のあるなしとかいう話じゃねぇから(児童福祉法違反、児童ポルノ法)後編 傍聴小景 #35-2
お盆休みと称した、高校野球の熱量を充電期間をいただいており、更新が遅れまして申し訳ありません。
更新再開がカロリーが高いこの記事かと、自分でも思わなくもないのですが、頑張ってまいります。
今回の記事は前後編となっています。
前編はこちらです。
自身が経営するコンセプトカフェで働く18歳未満の従業員に対して口淫、性行為等を行っていた被告人。被害者によっては、自殺未遂、妊娠中絶手術を行うなどの甚大な被害が出ておりますが、被告人質問によってどのようなことが語られるかという後編でございます。
被告人質問(弁護人から)
前回、メイドカフェに限らずいろんなコンセプトに沿ったカフェがあることを紹介しましたが、ここは昔でいうメイド喫茶みたいなもののようですね。コンセプトカフェ界において、やはり王道はメイドということなのでしょうか。
うん、制服のサイズを測るんだったら、嫌がらないわな。何を言い出したんだと思ってしまいました。
どっちにしてもダメなのは前提で話すんですが、わかっててやったのか、罪となると本当に思わなかったのかどっちなのでしょうね。
弁護側としては、当然「犯罪行為とは思わなかったんで、減刑を」という主張にしたいんでしょう。でも、たまに僕この論調で話しますが、こういう行為を知らなかったから許してちょというのは、知らないこと自体が悪質だと思うんです。特にあなたは従業員を雇う立場なんだから。
仮に本当に知らないという主張を採用するとした場合、そういう関係法令には関心がない人と認定され、社会復帰後に予定されている飲食店経営などは不向きであるという認定も同時に下して欲しいものです。
辞めたのは被告人とこじれたからではないし、示談交渉も相手が応じないからということのようですね。まぁ示談ってのは相手あってのことですからね、今回の事態を引き起こしておいそれと示談というわけにはいかないと思いますが。
自宅でということで、同意があったとか無理やりな行為ではないという主張なのでしょうね。まぁ真意はともかく、病院の費用を負担するからいいでしょってことじゃねぇだろとは思いますが。
誰かが被告人を陥れようとしてってことですかね?漫画「怨み屋本舗」の読み過ぎではないでしょうか。まぁ、それは僕のことですけど。
それにしても、女性とのお付き合いが多そうな割に、意外とそういう点は鈍いんですね。そりゃあ上から誘われたら、それっぽい雰囲気を見せつつ、ついてきますわ。僕もそういうのに気付かなかったタイプだから、間違いないっす(´;ω;`)
Fさんとのことはよくわかりませんでしたが、基本的に全員嫌がっていなかったという主張でいきたい模様。まぁこの手の犯罪で弁護するとしては、「嫌がっていない」か「18歳未満と知らなかった」しかないわな。
でも面接してるから年齢は知ってるはずなので、「嫌がっていない」で押したというところでしょう。
女性関係は別に勝手にしてださい。18歳未満はダメですが。
社会人としてしっかりやり直していくという主張は、まぁそうでしょうよと思うのですが、具体的にどう頑張るのかなどがわからないまま弁護側の質問は終了。
ここで終わらせた趣旨としては、女性関係はルーズだけど、仕事はちゃんとやっていた、社会でちゃんとやっていける人間なので、そこはそのままでということなのでしょうか。
では、再犯の可能性があるかどうかは検察官に掘り下げてもらいましょうか。
被告人質問(検察官から)
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