右京の裁判所行ってきた 道草小景 #7/439
裁判ライター兼、観光ライターの「普通」です。
このマガジンでは、裁判と旅行をこよなく愛する私が、
その中間にある「裁判所」にフォーカスを当て、町の観光要素なども交えながら、裁判所への道のりを案内していきます。
今回は、京都府京都市右京区にあります、右京簡易裁判所を紹介します。
以降は「右京の裁判所」と表記します。
この右京の裁判所ですが前述の通り「京都市」にあります。京都市といえばもちろん中心都市なので、この右京のほかに京都地方裁判所という京都府の中枢を担っている裁判所があります。
京都地裁と右京の裁判所は5kmほどしか離れていないので、この右京は限定的な役割しか担っていないのかなとも思ったのですが、この京都市右京区だけで人口は20万人以上いるとのこと。
これは京都市の区の中では2番目の多さ、面積は1番とのこと。やはり、わざわざ裁判所があるほどの一定の需要はありそうです。ちなみに京都市内で人口が1番多い伏見区にも伏見簡易裁判所が建っています。
という訳で、さっそく紹介していきましょう。今日は紹介する量が多いのです。
裁判所のホームページによりますと、右京の裁判所へは
とのこと。勘弁してくれ~。
裁判所の看板と外観は最後にまとめてお見せしますので、一つずつ潰していきます。車での⑦番ルートに関しては、皆さんナビ入れてどうぞ。
出発 ①京福嵐山本線「太秦広隆寺」駅から
という訳で、京福嵐山本線「太秦広隆寺」駅からスタートします。
京福嵐山本線という言葉だけでは聞いたことない電車かもしれませんが、「嵐山」くらいは知ってる方も多いでしょう。その「嵐山」に向かう電車なので、結構混んでいる路面電車です。
僕が行ったときはホームにこんなものが置かれていました。
電車といっても車内精算ですし、ホームといってもこの駅自体はなんかのお店か家と完全に接していたので、なにかとこんな感じでフリーダムなのでしょうね。
出口は一カ所しかありませんので、出ますと
駅の名前の通り、広隆寺が真ん前に広がります。この太秦交差点を右手前後ろに進んでいきます。
わかりにくい表現かもですが、この広隆寺が背になるようにして、消防署の前や右手に駅があるような向きで進めば大丈夫です。
そうすれば、100mほどで到着します。
もし融通が利くのであれば、この京福嵐山本線を使っていただくのが楽でいいっすよ。
駅から2~3分もあればです。
最初にお伝えした通り、すべてのルート紹介を終えて裁判所の外観はお見せしますね。別にそんな隠すものでもないですが…
出発 ②京都市営地下鉄「太秦天神川」駅から
お次はこちらですね。京都市営地下鉄「太秦天神川」駅からスタートです。
京都の地下鉄って関西以外の方にとって、どれくらい認知度あるんですかね?
観光はみなさんバスでしているイメージなんで。でも、渋いとこは結構地下鉄が便利なイメージなので京都がお好きな方は今後は地下鉄も選択肢に。
改札は一カ所ですが、そこから出口が数カ所に渡ります。
正面にエスカレーターが伸びている、「3番」出口から出てください。
エスカレーターで登り切ったら、この路面電車の「嵐電天神川」駅が見えます。ここから電車に乗れば、①ルートの太秦広隆寺駅を目指すこともできます。
ですが、ここは徒歩で向かうことにします。
路面電車が左側にある向きで進んでください。
最初は「しまむら」があったり、それなりに大きな道なのですが、いつからか急に狭く細い道になります。
古くからの商店などが並ぶ中、急遽お寺が表れたので驚きました。
そして裁判所も唐突に右側に現れます。
駅出ての直線距離はだいたい600mほどです。
さて、次々~
出発 ③JR嵯峨野線「花園」駅から
お次はこちら、JR嵯峨野線「花園」駅からスタート
駅から出ましたら、左に進んでいきましょう。
この花園駅はWikipediaによると、「京都盆地内の山陰本線の駅で最も利用人数が少ない」とありました。妙な括りもあるものです。
関西で「花園」と聞くと、花園ラグビー場を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、あれは大阪なので、この花園とは関係がありません。
その代わりではないですが、京都らしくお寺があります。仁和寺です。
徒然草の有名な書き出し、「仁和寺にある法師」でお馴染みのお寺です。
駅出て50mほどで左へ線路の下へくぐれる場所がありますので、反対側へ行きましょう。そうしたら次は右に曲がります。
線路が右手にある状態で1km近く歩いていきます。
ラグビー場があるわけでもないし、なんか花園っぽいものないかなぁと探していたら、
ネーミングセンスばっちしのカラオケスナックがありました。この名前が頭に降りてきたとき、ガッツポーズしたろうな。
特に撮るポイントも少ないので、さらにラウンジと呼ばれるを一枚。普通のお店は全然ないのに、こういうお店ばかりあるちょっと特徴的なエリアです。
ちなみに日はまだ登り切っていない朝8時くらいの撮影です。やっぱ動画を撮りながらの撮影だと気を遣うので、人が少ない時間帯の方がやりやすいのです。
10分強歩いた先が、名前のついていない交差点なので、見落とさないか心配ですが、
目の前にローソン、手前にはミニストップがありますこちらの交差点を左に曲がります。
そうしたら、裁判所はもうすぐです。
右手に見えるこやつが目的地なので、正面に回れば裁判所でございます。
というわけで、このルートも到着はお預けします。
出発 ④JR嵯峨野線「太秦」から
電車ルートでは最後になります。JR嵯峨野線「太秦」駅からスタートします。
まぁまぁ有名な場所なので、知っている人も多いかとは思いますが、
「太秦」と書いて、「うずまさ」と読みます。知らない人に想像で読めといっても無理な名前ですね。
やはり太秦を有名にしたのは、この映画のまちという存在でしょう。東映太秦映画村。
ちなみに渋谷にある文化村というのは、この映画村からの着想を得たのだとか。
ちなみに私は何度も前は通っているのですが、一度も映画村に行ったことはないのです。誰か一緒に行ってください( ;∀;)
駅を出ました。ここは右に進んでください。
100mほど進むと踏切が右側にありますので、それを渡ります。
路面電車の「撮影所前」駅も通過していきます。その名の通り、東映京都撮影所の最寄り駅だそうです。
東映京都撮影所について調べていたら、その取締を務めている方が、「手塚治」という方でした。あの高名な漫画家の方とは関係がないらしいですが、ドキリとしますよね。
突き当りまで来ました。ここは左に曲がります。
あとは、この細い道を進み続ければ到着です。
鎧着用の体験ができるそうです。
鎧装着で12,000円なり。これは悩ませる値段だなぁ。自分が顔出し系のYouTuberだったら飛びついていたかもしれません。
帯の仕立て専門店というのも、いかにも京都らしい。
幅広い層に広がる取り組みをと考える一方で、こういった「匠」を感じさせる仕事の方々には、高級志向で頑張り続けて欲しいと思ったり、外野が勝手なことを考えたりしてしまいます。
道沿いに右京警察署というのがありましたら、ここでバスの方と合流します。
出発 ⑤⑥京都バス、京都市バス「太秦広隆寺」バス停から
京都バス、京都市バス「太秦広隆寺」バス停からスタートです。
バスの方は右京警察署または養護施設(上り下りでバス停の場所が違う)が左手にある向きで進んでいきます。
その後、左側に広隆寺、右前方に路面電車の「太秦広隆寺」駅が見えてきます。そこからさらに200m程度進みますと、左側に見えてきます。
それでは、①~③のルートの方もお待たせいたしました。
到着です!
道は全体的に曲がるポイントもなく、あまり迷わないとは思いますが、道が細いエリアが多いので、裁判所を見落とさないように注意が必要かもしれませんね。
京都府内の裁判所は全部かどうかは検証中ですが、こういった目立つ看板もあるので大丈夫だとは思うのですが。
さて、たんまりと道紹介をしたのですが、最後に少しだけ脱線をします。
路面電車に乗って「車折(くるまざき)神社」駅までやってまいりました。その駅の名前の通り、車折神社というのがあります。もう駅の目の前です。
ここは、こんな感じのご利益があると言われており、芸能人の参拝なども多く実績があります。
別に私は芸能人になりたいわけではないですが、noteやYouTubeといった表現は芸事の一つだと思い、今年の初詣はここにすることにしました。
本当はね、法律関係で所縁のある場所とか探したのですが、あまりピンと来るものがなく。なにかいいアイデアお持ちの方は、関西以外でも来年の初詣として飛んでいきますので。
さすがに全部は撮りませんでしたが、こんな感じで芸能人の方のお名前がたくさんあります。曹操たるメンバーに迫力は十分なのですが、まぁ当然全ての方が大成功を収めているわけではありませんよね。
ここに「大人の人生交差点クラブ 普通」という名が書かれることを願いつつ、これからもせっせと記事更新を頑張ってまいります!
今回の右京の裁判所のアクセスについて、YouTubeで動画にもしていますので、もしよろしければ是非こちらもご覧ください。