警察への挑戦状?警察に迷惑電話をかけ続けた男に何も言えない(偽計業務妨害) 傍聴小景#47
一応僕だって、裁判をこのように発信することに無神経でやっているつもりはないんです。
基本的には本人が特定されないようにとか、必要以上に僕の気持ちが入って過剰な非難にならないようにとか、などなど。
その中で、特に意識しているのは、読んでくれる読者の方に何を持ち帰っていただくかということです。やはり貴重なお時間をいただいているんでね、何かしら気付きであったり、財産を得て欲しいですよね。
そんな中なのですが、今回の記事は僕自身「これ、どんな感想抱いたらえぇねん」と思った裁判を紹介します。みなさんもどう思うか大変気になるところです。
はじめに ~冒頭から感じる不穏な雰囲気~
公判のスタート時に、名前などを確認する手順があります。
ここで、「ハイ!ハイ!」と元気いい返事をする方って、地雷率が高いんですよね。なんかとにかく元気よく返事していればいいと思っていそうとか、ちゃんと聞いていないのにハイハイ言ってるだけだったり。元気な受け答え自体を悪く言うつもりはないですが…。
今回の被告人も、とにかく「ハイ!ハイ!」と元気よく答えていたので、その嫌な予感が当たらないといいなぁと思いながら、事件の内容が読み上げられます。
事件の概要(起訴状の要約)
事情は後ほど説明されますけど、単純に警察にそんな電話して、即逮捕だと思わなかったのかが不思議でなりません。このあたりで、後先考えない行動をする方だというのが容易に想像できます。
検察官が証拠として提出した資料や供述など
まくしたてる電話って嫌ですよね。話は聞く気はないし、あっちは準備万端で来ますしね。
それにしても奥さんの証言はなかなか興味深いですね。自分も止められなかったと冷静に反省しつつ、その被害者に対してもチクりと言いたいってことは、それなりの思いがあったことが伺えます。
さて、ではなんでこんなことをしたのか、被告人が検察官に語った動機を見てましょう。
……
……
……
……
お、おぅ…そうか…。
と言いたくなる感じわかりません?被告人も、当初から悪気があって電話したわけじゃないのはわかるんですが、なんか意気揚々と電話されても、、、という風に思っちゃうのは僕だけじゃないですよね。
これは当時の被告人のテンションや思いが気になります。話を聞いてみましょう。
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