漫画で憧れた結果、犯罪の道に（職業安定違反）　傍聴小景 #17

自慢できることじゃないですが、僕って人より罪となる事項や罪名について詳しいと思います。

ですが、今回の事例を友人などに、
「こういう事例でも罪になるって知ってた？」っていうと、十中八九知っていて、実は僕が知らなかったと言い出しにくい事例にあたりました。これって常識なんですかね？

はじめに

罪名：職業安定法違反
被告人：20代の男性
傍聴席：13人

罪名はあまりニュースで聞いたことないと思いますが、裁判所ではちらほらあるかなという感じです。でも、あまり裁判が多くないのと、言葉自体は聞き馴染みありそうな言葉が並んでいるためか、裁判があると傍聴席は比較的埋まっている印象です。

では、具体的な事件内容です。
これって罪になるんだぁと思うのは本当に僕だけなの？

事件の概要（起訴状の要約）

被告人は、スカウトグループに所属。
路上にて女性に声をかけ、その店が性行為等をさせる店であると知りながら、その店で働くよう勧誘を行った。

これって、アウトなんだ、本当に知らなかった。
騙したわけでも、無理やり働かせたとかでもないのでもアウトみたいです。

つまり、捜査官が性風俗店に行って、「どうしてこの店に入ったのですか？」と大量にアンケートをやって、「スカウト」と答えたら、たくさんの検挙が可能ってことなんですかね？
うーむ、バカな警察官がこの記事を読んで、「検挙実績を上げたくて」という理由で風俗店に入り浸ることがないことを願います。

今回の罪名とは違いますが、風営法（正式：風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律）にも客引きを行ってはならないってあるので、やっぱアウトな行為なんですね。