龍野の裁判所行ってきた 道草小景 #13/439
裁判ライター兼、観光ライターの「普通」です。
このマガジンでは、裁判と旅行をこよなく愛する私が、
その中間にある「裁判所」にフォーカスを当て、町の観光要素なども交えながら、裁判所への道のりを案内していきます。
今回は、兵庫県たつの市にあります
神戸地方裁判所龍野支部・神戸家庭裁判所龍野支部・龍野簡易裁判所を紹介します。
いきなり混乱します。市は「たつの」と平仮名なのに、支部を表すエリア名は「龍野」と漢字表記です。
どうやら、もともと龍野市だったそうなのですが、2005年にいくつか自治体と合併して、「たつの市」になったのだとか。ただ、元々の由来としては、「立野」だったものが「龍野」に変化したのだとか。もうなにがなにやらです。
そんな龍野の裁判所ですが、裁判所のHPによりますと、
JR姫新線 本竜野駅 西北徒歩20分
とのこと。もう、これ以上、新たな「たつの」表記を増やすのやめてくれ~。駅名に関しては、「竜」の字を使うそうです。
という訳で、
JR姫新線「本竜野」駅からスタートします。
まず駅のホームを歩いていて目につくのが、
この石碑。後ろに文字が書いてありますが、これ童謡「赤とんぼ」の歌詞なのです。
ここ龍野は童謡「赤とんぼ」の作詞者の三木露風の出身地。三木露風はその後、東京都三鷹市に移住したことなどから、たつの市と三鷹市は姉妹都市を結んでいるのだとか。
こういう童謡って、最近作っている人っているのでしょうか。さらに何十年先も定番曲として生き残り続けるのか大変興味があります。
一ヶ所の改札を出ましたら、右の西口から出ます。西口にはいわゆる観光スポットが固まっています。
なにも記載されていない東口涙目wwwと思って一応調べたのですが、東口には「セイバンミュージアム」というのがあるのを発見。なんやねん「セイバン」ってと思ったのですが、
「天使のはね」で知られるランドセルはこの株式会社セイバンさんが作っているのだとか。そんで本社がこのたつの市なんですね。知らなかったー!ってか見たかった…。
私、裁判所へのルート以外は記事を書くときに調べるので、こういう後悔が往々にしてあるのです。
西口から外へ。駅構内は「赤とんぼ」が流れているのですが、これを実際お聞かせいただけないのは文字情報の限界ですね。あとで動画も見てね。
外に出ました。高い建物はないですが、多様な造りの建物が綺麗に整っていて、これはこれでという感じです。裁判所へは真っすぐ進みます。各種観光要素も同じ道です。
歩き始めて数分で右に見えてくる「ヒガシマル食品」の文字。ここは本社か工場か。
ここ龍野は地場産業が盛んで、製造業の事業所数は県内4位。人口は50自治体中24位ということを考えたらいかに製造が盛んかわかるでしょう。
揖保の糸の看板が目印の兵庫県手延素麺協同組合さん。揖保乃糸もここたつの市に本部を置いているのです。隣の東觜崎駅には揖保乃糸の資料館などもありますので、本格的な夏に入る前に是非いかがでしょうか。
冨永西交差点に着きましたら右に曲がります。
その先は橋になっています。右側は歩道がないので、左に移っておきましょう。なんで右に歩道がないのかはわからんけど。
渡り切ったらなおも真っすぐ。国道は右に曲がっちゃうので、車通りは右左折が多いですが気にせず真っすぐ行きましょう。
進んだ先に、「龍野ブランドめし」の幟が。どんなお店なのだろうと見てみると、
マレーシアの料理…。龍野ブランドとはいったい。
突き当りまできました。ここを右に曲がってください。
そして、曲がった先を数百メートル進み、その突き当りにあるのが裁判所となります。
というわけでで到着です。
距離にして1.4kmほどです。道はそんな分かりにくくはないとは思いますが、地味に距離がありますからね、ポイントの見落としなどないようにしてください。
ちなみにこの裁判所の看板、やや斜めから撮ったら全ての文字が見えますが、普通に正面から撮ったら
こんな感じで隠れます。この恥ずかしがり屋さんめ///
ほんのちょっとだけ寄り道。
裁判所の右側を回ろうとすると、
龍野城跡の入口となります。
登った先は、季節的にすごく立派な桜が咲いていました。梅の木などもありました。
管理のおじさんと話したのですが、コロナで外で飲む機会が減ったので、花見で暴れる若者もいなくて静かなもんだと。でも、やっぱり人がいないとねぇ(´;ω;`)と寂しい顔をしていました。
マスクなど徐々に捉え方が変わってきている昨今、海外観光客の受け入れなども再開し、日本の経済はどうなってくのかとか考えちゃいますよね。
そんな城跡の広場ですが、
裁判所の後ろ側が見えたりします。こんな身近にあるので、少しでも裁判にも興味を持ってくれたら嬉しいなぁ。
今回の龍野の裁判所へのアクセスは動画にもしています。
駅構内で赤とんぼが流れている様子などもお伝えしています。よろしければ是非に。