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フリーランスになってみて、よかったの?悪かったの?

現在、56歳のフリーランスのコピーライターをやっている。これで10年以上になる。ふと、フリーランスになって「どうやたんやろ?」と思ったので、なんとなく綴ってみよう。

私がフリーランスになったのは、勤めていた会社が倒産したから。

そんとき転職っていう選択肢もあった。ただ、40台後半だったんで、たぶん雇ってくれるところはないだろうな、と転職活動はしなかった。

じゃあ、仕方なくフリーランスになったかといえば、そうゆう感じではないかな。

当時、会社での居場所がなかった(そう思ってた)。しかも、その会社での将来、ちっとも描けなかった。

つまり、会社員人生がふん詰まりの状態。かといって、何がしたいという訳もなく、だらだと過ごしていた。ほんとに「これからの人生、どうしたものかな」と困っていた。

だから、倒産することになったとき、「ああ、神様に強制終了された」と思った。神様が「何をうだうだしてんのおまえ。ぐずくずしてるんなら、こっちから背中を押してやるぞ」って感じ。

つぎのステップに移る感覚があり、正直、そんな悲壮感はなかった。というか、倒産が初体験だったので、実感がわかなかっただけかもしれないけど。笑

で、フリーランスになってみて、よかったか、そうでないか。正直、よくわからない。ただ、自分の人生は、自分で決めている感じがある。いいかえると、すべてが自己責任で動いている感じ。

今日一日、寝ていようが、遊んでいようが、好き勝手にしていい。ただ、働かないから、生活費は入らんよ。暮らしてしけんよ。すべて自己責任だからね。

もちろん、つらいことが多いのも正直だけれど、なんとなく「それでも、これ私の人生だし」みたいな感覚は悪くはない。

あ、でも大変か。鬱になったし、不眠症にもなるし。家族の生活のこともあるし、家のローンもあるし。(笑) 

あ、そうそう。家のローンといえば、会社員時代に「夢のマイホーム」ってのを手に入れた。その数年後に倒産の身になったから、「そりゃないよ」と思ったね。(笑)

あ、思い出したんだけれど、社長からじきじきに呼ばれて、倒産の話を聞かされたのって、「クリスマスイブ」だったんだよな。なんで、そのタイミング? って、思い出すたびに笑えてくる。




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