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夢って、どうなのよ
2022/07/19
私は56歳のコピーライターである。一般的に56歳と言う年齢は、シニアの枠組みに入るらしい。
ちょっと前までは、その事実にショックを受けたが、今ではもう慣れっこになった。というかどうでもよくなった。
この年になると、夢と言う言葉がうっとうしく感じられる。若い頃は夢と言う言葉に胸を躍らせたりときめいたりしたものだ。
でも振り返ってみると私には夢らしいものを持ったことがない。正確に言うとやりたい事はあったが、30代40代くらいで、全て実現してしまった。
そう書くと、すごいことのように聞こえるだろう。でも、実際はそのやりたいこと自体がしょうもないことばかり。だから比較的簡単に、実現することができてしまった。
その後、これからどうやって生きていったらいいのかがわからなくなってしまった。
どう生きていったらいいのか。それはある意味、夢とダブるところがある。夢は、どう生きて行けばいいのかのヒントが得られる。
でも夢がないと、どっちの方角に進んでいったらいいのかがわからずなってしまう。
生きる上で、夢は必要不可欠なものではない。でも、世の中の話では、夢は重要なものと捉えられている。
若い時は私も同様に捉えていた。でも、よくよく考えてみると、この年になると、夢を持つ必要があるのかと言う疑問が頭をよぎって仕方がない。
世の中を見渡してみると、夢らしきものがなくても生きている人もいる。
むしろ、生きていくために日々頑張ることだけで精一杯とも言える。そこには夢らしきものが介在していない。
ここでは夢と言うことを言っているが、目標と言い換えても良いだろう。
夢も目標も、あるに越した事は無い。ただ、それを自ら立てることが苦手な人もいるのも事実である。
だから、夢や目標を持たなければならない、そういう考えに凝り固まってしまうと、前に進めなくなってしまう。
現に私は、ここ数年、その呪縛に取り付かれて、全く以て前に進めていない。
でも、最近では、そういう考えを手放すことにしてした。
どうして生きていったらいいのか、そういうことに戸惑う事はあるけれど、少し気が楽になった。
以前、どこかのテレビで見たことがあるけれども、経営者は夢を見て、従業員はそれを形にしていくと言うスタイルがあると言うのを見た。
社長は夢の夢作り人であり、従業員は夢を叶える人である。そういったことを言っていたことがとても印象に残っている。
やはり夢や目標を立てるのが苦手な人もいるけれども、夢を形にする手伝いをすることが手伝いをすることで、充足感を得られる人もいるようだ。
思いつきで書いているし、読み返しもしない。文末の締めの言葉も書かない。支離滅裂だな、この文章は。