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『大阪くらしの今昔館』は見ごたえたっぷり!大阪観光にもおすすめ!
「大阪くらしの今昔館」をご存じだろうか。Osaka Metro 谷町線又は堺筋線、阪急電鉄「天神橋筋六丁目」が最寄りの展示施設だ。
江戸、明治、大正、昭和の大阪の様子が展示されている。
ゲームマーケット秋でクトゥルフ神話TRPGシナリオ集を配布するのだが、今回は「大正時代の大阪」をテーマにしたため、まさに今昔館の大正コーナー(8階)を求めて向かった。
見ごたえたっぷり江戸時代エリア
今の今、大正時代を求めてと書いたのだが、実際行ってみると江戸時代の展示がめちゃくちゃ良い…!!!なんと原寸大で江戸の街が再現されている。しかも天井がスクリーンになっており、朝・昼・晩が移り代わり、それに応じてBGMも変わる。着物レンタルサービスもあるので、ここを着物で歩くだけで時代劇に迷い込んだ気分になる。
京都にも有名な太秦映画村という舞台セットを体験できるところがあるが、同じくらい素晴らしい施設だ。
今昔館だと町家の中も入れて、細部のこだわりまで間近で見れるのが特徴だ。各施設で説明映像や文書があるため勉強にもなる。
作り込みが凄い近代エリア
9階江戸時代エリアから1つ降りて8階が明治以降の大阪の歴史を展示している。江戸エリアは1つの街だったが、ここでは当時の大阪の各所を1つ1つのジオラマを楽しむ。各ジオラマに仕掛けがあって、音が鳴ったり動いたりと演出が良い。
私は展示品の中でも、大正時代の新世界にあった遊園地「ルナパーク」を見るためにやってきていた。当時の遊園地にはタワーがあり、ロープウェイがあり、噴水、絶叫マシーンと、要素が盛り沢山でとても楽しそうな場所だ。
大正時代の遊園地を舞台にシナリオが作りたかったので、実物の模型はとても参考になった。
他にも、大正末~昭和初期の心斎橋の様子も見ることが出来た。
当時の心斎橋は百貨店や個人店などが立ち並び、”大阪で買い物をするなら心斎橋”と言われたほどだ。東京では銀ブラ(銀座をブラブラ歩く)のが若者の流行りだったが、大阪は新ブラ(心斎橋をブラブラ歩く)だったらしい。
しかし、今はその役割が梅田なのも興味深い。
企画展
常設展以外に、定期的な企画展が開催されている。丁度私が行った時は「レトロ・ロマン・モダン、乙女のくらし」があり、見ごたえがあった。
大正時代以降の化粧品や、トイレタリ、生活雑貨が飾られており、当時のデザインをたっぷり見て回ることが出来た。
当時の化粧品を紹介する書籍でよく見かける「美顔水」もあったし、当時らしいデザインの石鹸、マッチ箱などどれも本当に可愛かった。
ここの常設+企画展あわせて1000円で入れるのだから、とてもお得な場所だ。しかも天神橋筋六丁目という商店街で有名な駅から徒歩すぐのため、ご飯にも困らない!
大阪へ来た際はぜひ足を運んで欲しい。