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昨日、また裏切ってしまった

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配信者であるということは、単にエンターテイメントを提供するだけではない。画面越しのやり取りの中に生まれる絆を大切にし、その信頼に応え続けることだ。


それはとても難しいことだが、同時に私がこの活動を続けていく理由でもある。

昨日、また裏切ってしまった。自分を信じて応援してくれる人たちの期待を裏切り、その信頼を崩してしまった。


配信者として活動を始めたとき、最初はたった一人のリスナーがいるだけで胸が熱くなった。その後、少しずつ視聴者が増え、コメント欄には励ましや感謝の言葉が溢れるようになった。


だが、その重みを改めて感じることができたのは、昨日の自分の失態によってだ。


昨夜の配信中、私はリスナーの誰もが目をそむけるような行動をしてしまった。それは自分にとっては悪い癖であるし、日頃から溜め込んでいた不満やストレスが噴出したのかも知れない。


だが、画面の向こう側には私を支えてくれる人々がいる。たとえ直接会ったことがなくても、私を信じて時間を割いてくれるその存在に、私は十分な敬意を払えなかったのだ。


配信が終わった後、考えた。私の心はズキズキと痛み、その痛みがやがて恥ずかしさに変わり、やがて深い反省へとつながった。「なぜ、あのとき冷静でいられなかったのだろう」「なぜ、彼らの信頼をこんな形で壊してしまったのだろう」。


今、私は自分に問いかけている。失った信頼を取り戻すために、何ができるのだろうか。


答えは一つしかない。正直でいることだ。昨日のことを隠さず、恥じることもせず、むしろそれを自分の弱さとして認め、言葉にすることだ。そして、自分が間違いを犯したことをリスナーに正直に伝え、謝罪する。


その上で、もう一度信じてもらえるよう努力しよう。毎日の配信で、少しでも誠実さを示し、画面の向こう側の人々と一緒に成長していけるような存在でありたい。


昨日の自分を悔やむ気持ちは消えないだろう。それでも、その悔しさを力に変え、これからの行動で信頼を取り戻していきたい。なぜなら、私にとってリスナーの存在こそが、配信者としての自分を形作るものだからだ。


また同じ失敗を繰り返さないために、自分を律し、日々を丁寧に生きよう。そう決意しながら、私は再びインターネットの地獄と向き合う。





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