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能動経済#126 良い対談とは何か
1924文字
皆さんこんにちは。
私はこれまで、YouTubeで2年以上にわたって対談を行ってきた。動画の本数は150を超えているし、合計時間も100時間を超えている。
何故これが続いているかと言えば、対談こそ人と人を繋げるツールだからである。正直言って、再生数や視聴数は1人でYouTubeLIVEを行う場合とさほど変わらない。
私が対談してきた相手を合計すると、10人以上だ。古田さん、モザイク、ともだちだとも、くうねるさん、メンフィス、荒金さとみさん、FPもとこ、無職の日常、稲葉、あまみしゃけ、ぱくもとさん、ホモネーモさん。Xのスペースも入れたらもっと増える。
はじめはzoomで録画したものをアップするだけだったが、OBS経由でYouTubeLIVE配信している。ただし、今は主にYouTubeLIVEのコラボ機能を使っている。
対談の良いところは、自分ではコンテンツを作れない多くの人が参加してくれる点だ。ここが決定的にYouTubeと違う。YouTubeにコンテンツを作り続けることは非常に難しい。才能の限界に気づき、半年以内にやめてしまう場合がほとんどだ。
手前味噌ながら、私はYouTube歴で見ても才能に関しても、カリスマという扱いを受けている。もちろんまだまだ未熟だし、YouTubeでトップ層として有名になるのはまだまだ先だが、YouTuberとして最低限の要件を満たしている。
その上で、良い対談とは「初コラボ」と結論づける。
自分の視聴者に対し、コラボを持ちかけるだけだ。それが既にYouTubeに動画をアップしている人なら素晴らしいし、顔出ししていたら最高だ。
YouTubeというのは双方向プラットフォームで、視聴し視聴されが基本となる。そしてそれぞれに(少ないが)リスナーがついており、彼らを喜ばせるのが対談だ。リスナーは基本的に発信者に活躍してほしいので、対談など畏まった場に出ていくことを喜ぶ。
そして、対談をきっかけに他のSNS等でより濃い繋がりが生まれ、対談が繰り返し行われる場合もある。
こちらの陽キャ哲学普及協会は昨年秋〜冬にかけて、稲葉という高校生となんと7回も、約2時間のYouTubeLIVEを行っている。
YouTuberとして、対談が登竜門となり勝ち筋に繋がっていることに気づいている人は少ない。対談はトレーニングになる。ただし手軽に行える分、自分にフォロワーを集めていく事を怠ってしまいがちだ。断言しておくが、継続的な毎日投稿がなければフォロワーはつかない。かなりストイックにならないと脱落してしまうだろう。
対談相手の稲葉君は、今年本を出した。このように発信者が成長していく過程で、対談は役に立っている。一部の人に叩かれているが、是非努力を続けて欲しい。
また、最近ではnoteでおなじみのホモ・ネーモさんと対談したので、こちらも必見だ。
なんとこの方、早速ご自身で対談を主催され始めたようだ。
ぐだぐだラジオというネーミングがなんともゆとり世代的で、私は絶対そんな名前つけないが、人気が出そうな匂いがするね(笑)。半分くらい見たけど普通にレベル高いです。
そして、最後に対談動画自体が芸術作品であることを説明したい。
こちらの動画、元の動画がチャンネル削除に伴い消えてしまったが、録画してくれた視聴者のお陰でかろうじて残っている。
この対談はなんと半年越しのバトルなのだ。これが行われたのが2022年末だが、その年の春に日夜Twitterのスペースで10人前後の批評対談が行われていた。そちらの会を主催されていたのが古田更一さんで、その人も動画の後半で出てくる。
とにかく、激しいレスバの末に、陽キャ哲学普及協会さんとは連絡が取れない状態が続いていた。しかし、この対談で半年前の決着をつけようという運びになったのだ。
ざっくり言うと私は陽キャ哲学普及協会さんの議論にはいつも致命的な間違いがあり、論壇人として適格でないという程ではないものの、論理の飛躍或いは背景知識の不足を指摘していた。
この動画も彼の提唱する「陽キャ哲学」という理論に対する批判が行われている。
動画を見て各人が判断してほしいのだが、動画内で彼は自分の理論の欠陥を認めていない(≒いる)。この瞬間でしか、そしてこの二人にしかできなかった対談だ。
1年後に、古田さんに文字起こししてもらって出版した。
ここまで用心深く自分のコンテンツを、それが社会に受け入れられるかバランスをとりながら作り続けているのに、「初田は結果を出してない。コンテンツが全て消えて何も残ってないじゃないか」などと真顔で説教してくる馬鹿が最近いるみたいだが、魔女裁判にかけられるべきだと真剣に思う。