4-3|AIは科学の一部です。陰謀論ではありません【落合陽一を批判的に読む】
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超科学と超AIを混同する人がいるかもしれないので、一応説明の動画を撮ります。陽キャ哲学普及協会さんがそう言ってたので一応言っておくんですけど、僕が言ってる「超科学」というのは超AIじゃないですね。だからつまり、むしろAIに対する態度としては、AIをもっと道具として、どんな道具なのかっていうのをちゃんと考えようね、みたいな感じなんですよ。
AIは道具にすぎないんですよ。だからAIに我々は洗脳されていく。アマゾンで欲しいものが自分よりもAIの方がわかってて、勝手にコントロールされてくるような。そういう話って確かにあるし、それって正しいんだけど、その話だけではダメなんですよ。
実際、ほかの人が僕のアマゾンのアカウントで物を買ったときってどうなるんですか?って話なんですよ。そうするとじゃあ、僕はもっといろんな人のアマゾンのアカウントでものを買えば、僕自身の人格っていうのはもっと拡張しますよね。そういう話になっちゃうよね。
我々の行動が完全に支配されていくみたいな話って、僕そういうことは全く言ってなくて、そういうこと言ってるのは割と、その反落合陽一ですね。つまり東浩紀です。落合陽一否定論ですね。落合陽一は確かにAI、超AI時代っていうふうに言っていて。
だから、陽キャ哲学普及協会の批判はね、割とね、落合陽一にはね、当たるんだと思うんですよ。最適化のユートピアが現れるっていう話に対して東浩紀と同じ立場をとっています。僕はこれを踏まえてむしろ東浩紀を肯定していて、ポスト落合陽一だと考えてください。
AIっていうのは科学の産物なんですよ。科学が作ってきたものの一つで、これははっきり言って、ハーバーボッシュ法と大差無いんですよ。アルミニウム無限に作ることで航空産業ってめちゃくちゃ発達したんですよ。多分あってるかわかんないですけど、ハーバーボッシュ法ってのは1600年代か、1700年代が違うか産業革命より後で1800年代、1900年代ぐらいにそういうのが出てきて、まあ1800年代だろうね。で、飛行機の主成分って知ってますよね?機体ってジュラルミン合金でできてます。アルミってめちゃくちゃ軽いのに固いっていう。そういう面白い金属でめっちゃ使われてるみたいな話なんですよ。ちょっと零戦にアルミが使われてたか、ちょっとわからないけど。あと缶とかもつぶしやすいじゃないですか。そういう感じなんですね。
技術の進歩に伴って出てきた最新技術に過ぎない。AIっていうのは、だからその根本に科学があるよねっていう指摘がこれなんですよ。僕の著書「超科学/ピュアランダムネス」で当然、AIのこともかなり、最初の話が医療AIの矛盾というタイトルなんで確かに科学の話がっつりやってるんですよ。AIの話もがっつりやってるんだけど、AIの話はメインじゃないから。そこはちょっと間違えないでほしい。
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