2023年4月14日の乾杯
4月14日の乾杯、北千住の劇場で出会ったおじさんとお姉さんがお芝居を観た高揚を抱きつつ歓楽街へ。
雑談もたくさんに差し入れながら、テーブルを食べ物達で埋めながら、観てきたお芝居や、最近観たお芝居のことなど語り合います。
💁お待たせしました。よなよなエールとジンジャーハイボール、それからお通しです。
👩はーい、ありがとうございます。
👱それでは演劇のおじさんと
👩おねえさんです。
👱こんばんは。
👩こんばんは。よろしくお願いします。
👱乾杯。
👩乾杯。
👱今夜は北千住におりまして。
👩ちょっと、待ってくださいね。まずはビールをぐぐっと一口!!!
👱はいはい。
👩久しぶりにお会いして。3月の歌舞伎以来ですよね。
👱まさか、北千住でお目にかかれるとは。
👩うらじぬのさんのひとり芝居、『押忍、わたしたち』を同じ回に北千住BUoYで観まして。いやぁおもしろかったですね。
👱うん、おもしろかった。
👩観終わったばかりでまだあまりまとまってはいないですが、
👱私はね、うらじぬのさんのお芝居については子供鉅人のころからずっと拝見していましたからなじみ深い部分もあるのですけれど。スイッチ総研などでお見かけしたこともありましたし。今回作・演出をやられた山西竜矢さんも子供鉅人で活動されていた方だし。
子供鉅人、「鉅人」の変換がなかなか出てこないのだけれど。私のPCは学習済で「きょじん」と打つと「巨人」と並んでちゃんとでてくる。
👩うふふふ。本当に面白かった。この公演はいつまででしたっけ?
👱今週末までかな、確か。
👩今日が金曜日だから、明日と明後日のあと2日か。一日なんステかなぁ、明日は2ステかなぁ。
👱うん。確か2ステじゃないかな。
👩うわぁ、あの舞台を2ステ!!それは大変だ。
👱彼女はねぇ、女子プロレスまでやった劇団の方ですからねぇ。。
👩すごいねぇ
👱子供鉅人の公演で女子プロレスをテーマにしたものがあって。浅草九劇の杮落としでね、劇団員でプロレスの道場に通ったり大阪公演で怪我して東京では松葉杖で舞台に立ってた女優の方もいらっしゃったという。タイトルが『チョップ、ギロチン、垂直落下』だったかな。うふ、主演が億なつきさんでうらじぬのさんはもちろん客演の内山理央さんとかも含めて女優さんたちが大迫力の公演でしたけれど。まあ、子供鉅人は今回作演の山西さんもそうだけれど、いろんなベクトルでの天才ぞろいでしたからねぇ。
👩へぇ。
👱まあ、みんな尖ってましたよね、子供鉅人は。
👩うふふふ。
👱うらじぬのさんも千葉県から大阪芸大にいったというバイタリティをお持ちの方だし。お芝居の間口もエンジンの排気量も大きい印象があるし。
👩うん。
👱作演の山西竜矢さんも元々は芸人さんで、そのあとひとり芝居劇団を立ち上げたという経歴をお持ちの方で。今は「ピンクリバティ」という劇団をされてもいて。ずっと観ているけれど、観る側をすっと染めてしまうようなペーソスを持った作品を作られていて。コロナ禍でオーストラマコンドの清水みさとさんや柿喰う客の大村わたるさんが出られる予定だった舞台が中止になった時にはとても残念だったけれど、そのあと一昨年の秋に九劇で観た『とりわけ眺めの悪い部屋』という舞台もとても印象深い舞台だった。まあ、いつ岸田にノミネートされたり賞をとっても何の不思議もない劇作家でもあるわけで、
👩へぇ、そうなんだ。
👱そういうキャリアや才能の裏付けがあるから、今回みたいな妄想というかキャラクターたちを描けるのだろうとも思うのね。またうらじさん、そういうキャラクターを演じるということはもちろん、観客との向かい合い方にしても、その枠組みを作る語り方にしても、身体の使い方にしても、間の取り方にしても、鍛えられたものをあたりまえに解放していて観る側に楽しさが満載なんだよね。
👩最初から観客をひとり芝居に巻き込むのって難しいと思うんだよ。
👱はいはい。そのつかみみたいなところ、ひとりで舞台にでて何十人もね。
👩何人入っていたろう。満席だったものね。
👱100人くらいは入っていたんじゃないかなぁ。
👩単純に100人だとして、そのひとりずつを相手にして自分の物語に引込もうとするのはだいぶ大変じゃないですか。だからひとり芝居って往々にして最初の方ってやっぱりちょっと、なかなか入っていけない感があるものなのだけれど、それがもうすごく上手で観やすいなぁ、うまいなぁって思った。要所にやっぱりこう引込むような、すっとくるような要素がちりばめられているから、段々こうね。なんだろ、別に絶対笑わないよっておもっているわけではないの。ただ、普段の生活でなかなかこう心ががちがちになっているというか、心の柔軟体操ができていない状態で舞台をみたりすると、特に私は今舞台を観たりするのにけっこうパワーがいる感じで、でもそれを徐々に、徐々に、柔らかく解いていってもらったなぁという感じもあってよかった。おもしろかった。
👩関西人、まあ関西人ってひとくくりにしてはいけないとおもうのだけど、山西さんが演出で引き出してくる間のようなもの、山西さんはそのあたりが百戦錬磨だから特になのだろうけれど、関西のお芝居で鍛えられてきたからできることってあると思うのだよね。
👩うん、あると思う。
👱なんだろ、関東の人が同じことをやっても一瞬気取った感じになってしまうものが、
👩ああ、なるほど、そうか。
👱そう。まあ地域差ということでもないけれど、大きく分けるとやっぱり上方と江戸前みたいなものがあって、もちろんその中にはいろんな人がいるけれど、でも、こっちの人だとああいう語りのリズムではやらないだろうなぁと思う。もっと違う形になると思うのだよね。で、すごいのは、そのなかでなんか段々好きになるというか、
👩そうそう。だんだん、段々彼女が好きになっていく。
👱心が解けて。えへへへってね。でもさ、あれって冷静に考えると、ネタを4本やりましたって感じの構成じゃない。
👩まあまあ、言ってしまえばね。
👱うん、言ってしまえば。
👩作品の流れ方にブロックがあるからね、まあまあその女の人が、33才の女性が銭湯で働いていたのだけれど、その片付けの時のひとりで湯船につかる時間に妄想をしているという。この銭湯もしまるので、ちょっとこれからの生き方をどうしようというと、妄想のなかで色々想いを巡らせて。で、そのなかからこれからの新しい生き方を探し決めようみたいな話で。
👱うんうん。
👩で、その妄想の何パターンかの最後に役者という職業があるんですよね。
👱最初の方の妄想はバッドエンドでね、救急車のピーポーピーポーがなってしまってね。
👩いやぁ、役者かぁ。
👱うん。
👩でも良かったよね、ぐっと来ちゃったものね。ああって。
👱俳優の方とかけっこうご来場だったじゃないですか。
👩うん、来てた。なんか感じでわかるよね。うふふ。
👱「私は俳優」という雰囲気や感じを漂わせて入り口というかお風呂屋ののれんをくぐる方もいらっしゃって。
👩正直私も俳優を沢山やっていたときには、全然ご挨拶をしたけれど、あれはめっちゃ気をつけた方がいいねって思った。
👱そうなんですか。
👩言っていることを全部聞かれているし、なんかね、下手なことは出来ないよなって思った。
👱あはは。あと案外観客としても困るのはねぇ、客席でいるときに無視してくださる分には全然なにも思わないのだけれど、すごく律儀な俳優の方もいらっしゃって、先日舞台からお見かけしました、どうもありがとうございましたとか言われるとやっぱり一瞬うろたえるよね。しどろもどろになって「はい」とか返事をしたりして。
👩せめて劇場を出てからにしようって思う。劇場の中って静かだからみんな聞いているから。特に今は劇場の中って静かだからねぇ。聞こえているよって思うよね。それでも私はまあまあとか思うくらいだけれど、応援している人の会話だとやっぱり、やっぱりねぇ。これから個人的なことを言うけれど、たとえば応援している人、たとえば俳優さんとか、まあなんでもいいのだけれどさ、舞台を観にいくじゃない。そこに自分のファンの人がいるかもしれないじゃない、その時にね、役者さんどうしのプライベートを見たいかというとどうかなと思うの。見たいかもしれないけれどさ、たとえば異性の人の話だとか、まあ同性でも同じであるのだけれど、なんかさ、別にね、まあね、異性に話しかける人はそうそういないのだけれど、同性でもそうだけれど、綺麗にご挨拶をしているとかだとめちゃめちゃ好感度が上がるのだけれど、ぺちゃくちゃしゃべっているとすごく好感度が下がるんだよね。でさ、でさ、わかるのよ。何の話とか、目の前の舞台がどうこうとか、稽古がどうこうとかさ、言葉の端々にわかっちゃうのよ、どこ界隈の人かというのが。気をつけてっておもう。危険だから気をつけてって。聞こえているよ、知ってるよ、周りを見てって思う。
👱うふふふ。まあ観客の方も一番いいのはさりげなくちょこっと会釈だけして通り過ぎてくれるという感じなのだけれどね。
👩それそれ、そうそう。
👱それは良い感じで心に残るよね。それまでに何度もお話をしていて、無視というのも白々しいというか気づつないし、でも面と向かって挨拶をさせて頂くのもあれだしみたいな距離の方っていらっしゃって。そういう方と軽く会釈ができると快く次のお芝居も観にいきたいって思ってSNSとかをググるもの。
👩そうそう、それは嬉しいよね。やっぱそうでしょ。観客どおしって、観客ってあれだけれど、私だって観客だけれど、本日みんな観劇人で、俳優さんもいて、[i]専任観劇人の方々もいらっしゃるわけじゃないですか、演劇界を支える。
👱うん。
👩全員舞台人だからね。その時にさ、「あっ」みたいなちょっと笑顔のひとつでもあると嬉しくなっちゃうよね。
👱そうそう。あと、今日は客入れの時にうらじぬのさんが劇場スペースの入り口の前に立って、観客も会釈をして中にはいるみたいな感じもあったけれど、あんな風にしてもらえると観客の方は舞台を観たい度が5割くらいあがるよね
👩だねぇ。あがる、上がる。
👱というか、あそこから舞台は始まっているという感じがしたし。
👩なんか、夢を見せる仕事じゃないですか。私は今やっていないけれど、やっていないからこそ思うけれど、やっぱりね、あなたたちは夢を見られていますということを凄く強く思うの。それでいうと、個人的に観ていて、共演とかはしたことはないのだけれど、お話しさせて頂いたことがあって、何人かでだけれど、観ていてめっちゃ凄いなぁと思うのは、もちろん芝居もだよ、野口オリジナルさんはまじで夢を見せる人だなぁと思って。
👱あの人はねぇ。
👩凄いよねぇ。
👱うん。あの人はチョット凄いね。^
👩もっと観て欲しい。
👱うふふ。
👩映像とかでたまに観てもさぁ、今はテレビをほとんど観ていないからあれだけれど、ちょっと前かなぁ、この人って夢を見ている方なのだなぁって思った、その、普段から。別に特別ではなくて自然体だと思うの。特別何かをやっているわけではないのだけれど、プライベートが見えない方だし、それがよいなぁって思うの。いいなぁって。ちゃんと分けてる。芝居というか演劇と個人を分けているから、演劇の場にプライベートが出てこないというのは凄く夢を見やすいし推しやすいよ。
👱女優でもそういう方がいらっしゃるよね。
👩でも、もろに出ている人もいるから。
👱うふふ。
👩そうはいっても、女優さんに上手な方はいるね。うん、いるいる。
👱その距離みたいなものをちゃんと使い分けている。でも、距離がない人を無視している訳でもまったくなくてね。
👩でも,逆で言うと、また違うタイプなのだけれど、板倉萌さんっていらしゃるじゃない。
👱ああ、はいはい。
👩板倉萌さんはモデルさん、写真作品のモデルさんなどをやっていらっしゃる方なのだけれど、彼女は別にプライベートをあれしてるわけではないのだけれど、違った形で自己プロデュース能力が高い。
👱なるほど。
👩で、面白い。またその生き様も、ちらっと見える生き様も自分の信念を持って生きている感じで。それは野口オリジナルさんもそうなのだけれど。二人とも出方は違うけれど、その自分たちの信念に基づいて仕事をしている、演劇をしている、生きているのが見える、見えるという意味では板倉さんのほうがよりそうなのだけれど、その見せる部分のことを考えているのかなぁと思うし、見せないこともあるのだけれど、かたやプロデュース上で見せること、分かって見せていることで人を惹きつけている人というか、魅せ方の違いで面白いなぁと思って。ふたりとも全然方向性とか違うけれど、タイプは違うけれど面白い。
👱うんうん。ところで少し話はずれるのだけれど、ある制作の方がいらっしゃってね。女性なのだけれど、彼女にとって私がどういう認識なのかというのが少しずつ変わってきたのが面白くて。まあお芝居の裏の知識も少しずつ得てきたし、俳優の方とお話しさせて頂いている姿を彼女は目の当たりにもされているわけじゃないですか。
👩うんうん。
👱で、あるときからね、予約したチケットを受け取るときに「お疲れ様です」って言われるようになって。
👩あははは、「お疲れ様です」か。なんかファミリーというか中の人になっちゃったね。
👱まあ、仕事などでは普通に言われることだから気にもとめなかったのだけれど、振り返ってその時点で彼女の中では私の分類が変わったのねと思いましたけれどね。
👩あははは。おじさんはねぇ、ちょっと一歩踏み込んでいるところがあるからねぇ。
👱まあ、コロナで一時の関係は切れたところはあるけれど、かつて観劇おじさんといわれた人たちはみんなどこか踏み込んでいる人ばかりだからね、
👩うんうん。ちょっとつまみがなくなっているねぇ。なにかたすみませんすみません。
💁はい、うけたまわります。
👩えーとね、牛のステーキと豆腐のサラダをお願いします。
💁かしこまりました。
👱そうだね、まだ時間も早いしね。お芝居も1時間10分くらいと短めだったし。
👩えぇ、そうなの?マジで言ってる?・・・そうなんだ。
👱まあ、ボリューム感はもっとずっとあったけれどね。
👩いや、はやいんだけれど、体感の満足度が1時間どころではないなって思ってた。なんか凄いのだけれどって。90分ぐらいの感覚でいた。長いと感じていたわけではなくて、早かったというか体感は短いのだけれど、実は長かったのかなぁと思って。終演後には余韻に浸っていて、実は時間を見ていなかったのですよね。
👱なるほど。
👩そうそう、私の前が上演中に携帯を見る人でね、すごく腹が立った。
👱あー、それは駄目だね。
👩許さない。でも、一回だけだったけれどね、うんっと思って。そんなに気になるって思って。一時間も我慢できないのって。
👱まあ、マナーのない人っているからねぇ。この間、ほら阿佐ヶ谷のジブリの下に劇場があるじゃないですか。
👩はいはい、ジブリの下のね、靴を脱ぐところでしょ?
👱それがさ、今回は靴を脱がなかった。
👩えぇ、そうなの。脱げば良いのに、靴。
👱「ザムサ阿佐ヶ谷」という劇場なのだけれど
👩えっ、脱げば良いのにあそこは。ずっと靴を脱げば良いのに、なんでなの。
👱いや、私が靴を脱ごうとしたら、後ろから「そのままどうぞ!」と声がかかって。で、よく見たらベージュのシートが客席全体に敷かれていた。
👩ああ、シートが敷いてあるんだ。それってあれじゃない、その公演だけじゃない?
👱かもしれないというか、多分そうだとは思うのだけれど。
👩だって、ザムサ阿佐ヶ谷は靴を脱ぐ場所だもの。うふふ。
👱まあ、私もその印象があるから、階段降りてなんの躊躇いもなく靴を脱いだのだけれど。しかもね、座椅子みたいなものが置いてあって指定席になっていて。
👩へぇ。凄いじゃん。
👱お値段も若干良いお芝居だったのだけれど。飯塚健ジョイント『FUNNY BUNNY 翻訳』という不思議なテイストの舞台でね。昔から拝見していた俳優の方が出ているので観に行ったのだけれど、なんだろ、色を上手く消されたというか際立たせたというか、どこか線描画の様な印象のがあって見入った。芝居自体はほんと良かったのだけれど、その開演前にちょっとしたハプニングがあってね。
👩どんな?
👱開演直前の客電が消えかかっているときにひとりの観客が入ってきたのですよ。ずいぶんぎりに入ってくるなって見ていたら、入るときに係のひとにどこどこって案内もされていたみたいなのだけれど多分席に向かう途中でその情報を忘れてしまったと思うのですよね。
👩ああ、どこだどこだとなったのね。
👱で、もう客電は消えているのにスマホのライトをつけて自分のチケットを見ようとした。
👩うわぁ、最悪やん。
👱しかも、しかもだよ、せめて画面のあかりで見ればよいものを、撮影時のライトというか懐中電灯モードで照らしたのね。動揺していたのかそのライトの方向も定まらず、闇の中で並んでスタンバイしていた俳優を全部照らした。
👩えぇ・・、それはやばいね。だいぶ言われたと思う。いわれないのかなぁ。
👱あれはねぇ、制作の方の判断にも問題があったのかもしれないけれど、まあ、その直前のやりとりは聞こえなかったのでよくわからないけれど。
👩そうだね、その方の年齢層は?
👱多分40代のおっさん。私がおっさんなんていっちゃいけないのだけれど。
👩あははは、それはまあね。でも、普段演劇を見慣れないお客様だったら席まで案内してあげないとまずいよね。いくら小劇場でもねぇ、なにをされるかわからないから。というかそういう段取りだったら暗になり始めてから客を放つな。
👱まあ、難しい判断だとは思うけれど、リスク回避という観点からすると暗くなりはじめたら案内を止めないとまずいよね、本来は。
👩うん、止めなって思う。そして舞台が明転して場内があかるくなってから場面と相談しつつのご案内だとおもう。なにやってるのって思ってしまう。
👱あのね、当然の帰結として一瞬劇場の空気がフリーズした。
👩それはそうだよね、役者たちも「えぇっ」てなるよね。今観られたくないところだよって。それは作品の質にかかわるよ。
👱ちゃんと綺麗に並んで、そこからあかりが舞台に与えられてという始まりだったからね。なんか、手品師が前振りをしているときにいきなり鳩が飛び出してしまったような展開だったから。
👩その人はまじで反省してください、ですね。
👱正直そう。でもびっくりした。
👩どの世界でもルールがあるじゃない、大事なルールが。それはたとえば海外の人が勝手に作ったルールを押しつけるとかではない、それは違う。それは新しく加わろうとしている人がはいりづらくなってしまうから良くない。良くないというかほどほどにしてねと思うのだけれど、絶対駄目じゃんということはやらないでというか。スマホを出すといういうこと、まさに始まろうとしているところに飛び込んできて、スマホを出し、照らすという、もうほんとやばいから。3コンボでアウトです。
👱ふつう、そういう風に光が場内を照らしたら身を挺してそれを遮るじゃないですか。
👩するよ。まずスマホを出さないけれどね。
👱でも、実際にはしっかりとチケットや席を見ていたからね、
👩あぁ、やばい。でも知らないのだろうね。でも、その前に遅刻をしてきたということがね・・。私は開演に遅刻したことって人生に1回しかないからね。それは本当にもうしわけなかった。自分が予約した俳優さんと顔をあわせたからね、私。
👱あははは。
👩あとでごめんなさいって言った。ほんとごめんなさいって。
👱そういうことであれば、私も遅刻は2年に1度くらいやらかしているけれどね。劇場を間違えてということもあったし、一度は凄く疲れていてね、たまたま小田急で座れたのよ。新宿から乗って、気がついたら新百合ヶ丘だったことがあって。必死こいて下北沢まで戻ったけれど開演には間に合わなかった。それはもう平謝りに謝ったけれど、面識が制作制作さんで、よく出来た方で「いいんですよ、よくある話ですから」ってなぜなぜの仕草までしていただいて。でもそれ以来疲れていて劇場に向かうときには絶対に座らないようにしている。
👩マジで本当に思う。舞台を観に行くときに遅刻をするのはほんとにいや。だからさ、だいぶ早めに到着スケジュールをセッティングするもの。それ以降はもう遅刻をしていない。ちょっと過激なことをいうけれど、舞台に遅刻をして行ってもみる意味はあると思う。あるとおもうけれど、私は、私はね。世の中にはどうしようもないことがある。お仕事が終わらなくて、ほんとうに遅刻はいやだけれど、それでもどうしても行きたいというのもあることだし、それはそれでお疲れ様って思う。なにも悪くない。だけどね、基本的には遅刻して観てきて、わかるかい?って。今日も遅れてきた方がいらっしゃったけれど、舞台は最初から説明されて積み立てられていて、だから最初の方だからいいやじゃないのよ。一番最初に種を蒔かれていたらどうするのって。今日の舞台なんて特にそうだったじゃない。最初を聞いているのといないとではもう話が変わってくる。最初に言っていたことを繋いで後半に言うじゃないですか。
👱というか、最初から観ていないと最後のおもしろさなんて絶対にわからないよね。
👩そうでしょ?だから遅刻しないでって思う。だけど、遅刻をしてでも観たい、席を空けたくないという気持ちもわかる。でももしそうなら、たとえば席が替わっても文句を言うな。携帯を出すな。
👱この間、ツイッターで呟かれて話題になっていたね。なんか、界隈では有名な評論家的な方がいらっしゃって、遅れてこられたんだって。で、招待だったみたいなのだけれどスタッフの方がこちらの席でって案内したら、いきなり怒りだしたんだって。ほら、仮にも評論家として招待されるような方だったら、お芝居が始まっているのに声を出してはいけないっていうのは当然にわかっているはずじゃない。
👩そりゃわかっているよ。
👱開演しているのに怒鳴ったらしくて。
👩うわぁ、やばい奴だ。
👱で、そのまま帰っちゃったんだって。
👩うわうわ。そういうのはねぇ、正直うわぁってなって、今はにやにやしているけど、そんな奴は評論家を名乗るな。
👱うふふふ。まあ,良い制作の方だったらさっさと塩を撒いておくところだけれどね
👩あははは。ところでもうチョット飲もうよ。
💁はい、追加のご注文ですか?
👱ハイボールを、あぁ、ジンジャーハイボールをお願いします。
👩わたしも、同じにしようかな。
💁かしこまりました。
👱でさ、なんでザムサの話をしたかというと、ひとつには今日のスタッフがほんとよかったのですよ。
👩うん、思った。
👱きちんと、説明をしていたよね。
👩説明もしていたし管理もしていたように思う.あれ、凄いなぁって思った。あの、入り口で一旦止めて案内していたのも好感が持てるし、お客さんが心配になるところにいてくれるの、ちゃんと。ここにふたりを置くとかここに導くとか。その人数もちゃんとちゃんと把握しながらだったし。
👱最初はバラバラと来たなりで詰めて、でもある段階から観客の人数を観ながらパズルのように収めていったものね。満席だったけれど、見ていてお連れ様どうしのバラケがほとんどなく綺麗におさまっていた。
👩ただ、いっこ思った。その、後から来た人にあの席でいかがですかって案内があるのだけれど。私は一番後ろでみていたのだけれど、どう行くかを迷っていたの。そこは案内して欲しいなぁって。
👱でも、入るときに声をかけていたけれどね、真ん中の通路を通ってとか。
👩それは前方の席でしょ。前方だとこうすっといけたじゃない。後ろの方はそうではなかったの。真ん中がちゃんと空いていなくてどちらから行けば良いのか私の隣でちょっとまよっていたのね。それは困るだろうなぁって。後からこられたとはいえ、そういう形になっているのはしょうがないじゃん。そういうときにはお客様のところに来てあげて、すみませんってひと声をかけてあげれば、それは映画館でもないからあれなんだけど、それは過剰サービスなのかもしれないけれど、親切なのかなぁって思った。
👱ああ、なるほどね。
👩きちんと管理していたからこそもったいないなぁって思った。
👱とはいえ、しっかりしているなぁとは思って。観客にとってお芝居って場内に入った瞬間に始まっているような部分ってあるじゃないですか。
👩うんうん、そうだね。
👱特に今回はお客様に語りかける態のひとり芝居だったから、うらしぬのさんも入り口近くで立っていらっしゃったりもして。会釈も返していただいて。
👩よかったなぁ。しかも、本当に銭湯っぽかったじゃないですか。スタッフの方々も法被を着て。
👱あの法被は粋だったよね。
👩粋だった。しかも入るときの暖簾、ああいうところから細やかだったなぁと思って。
💁お刺身の3点盛りです。
👱はーい。ここに置いてください、ありがとうございます。あと新しい小皿もください。
💁はーい。・・・ああそれから新しいお醤油もお持ちしますね。
👩お願いします。
👱だから、話は戻るけれど、美術にしてもスタッフにしても俳優自身にしても、シャキシャキと切れ味良くしっかりとやってくれるから、うらじぬのさんが舞台に上がったときから温度があるし、温度があるからそこからの芝居もクリアにしっかり回っていくし観る方も惹きつけられるのだと思った。
👩舞台を観に行ったときに、結構客席のことやご案内のことって大事だよね、
👱うんうん、舞台はその空気込みでの楽しみだからね。歌舞伎なんかでもそうじゃない。目の前に定式幕があって、開演前に柝が入って、すっと外の現実を忘れるみたいな。
👩あそこは入った瞬間に非日常なのよ。だからいいのよ。小劇場の演劇っていろんなところでやるから必ずしもそうではないじゃん。でも、考えてって、ちょっと考えれば観客をちょっとすっとさせるような力が生まれる。
👱はいはい。
👩そういうのって超テンションがあがるじゃない。別に奇をてらったことをしなくてもよくて、たとえば今回みんな白だから白っぽいものにしましょうとか、その統一感とか世界観ががね。
💁お醤油どうぞ。取り皿をしたからとってくるのですこしお待ちくださいね。
👱あ、はい。
👩ありがとうございます。なんかさ一番大事馴染むべきなのは誰?お客さんよ。そこから世界観を作ってくれなければ。いや、くれなければではないのよ。別に良いのだけれど、作ってもらえているとテンションが上がる。
👱うん、まあ、いろんな試みとか様式美みたいなものがあってね。そうそう、Borobon企画の『ことば』を観てきたんですよ。で、あれも毎回テーマを決めて、今回は『嘘』だったのだけれど。そのなかで詩を読んだり、流行歌の歌詞をデフォルメして新たなニュアンスで読んだり、メンバーが気に入ったり誰かに書き下ろしてもらった戯曲をリーディングしたり。
👩へぇ、
👱あとね、毎回ゲストコーナーがあったり。私が観た回は、吉蘇このはさんの新内節だったけれど、花組芝居の丸川敬之さんもいらっしゃるので、二人の芝居仕立てで聴かせていただいたり。その新内節がおもしろいの。『不心底闇鮑―不心中の段―』といって、ほら落語に「品川心中」っていう噺があるじゃないですか。ご存じですか?
👩知ってるよ。
👱あれと似たような噺を三味線語りで綴って貰うのだけれど、聴いていて男女の関係の滑稽さも本当に粋に伝わってくるのですよ。まあ、品川心中みたいにおいらんが髪をそってしまうわけではないのだけれどね。歌舞伎とかだとお浄瑠璃で筋立てや男女の想いを買ったりという情が舞台に広がるのだけれど、あれは殆どコメディだったりもするのね。
👩うふふ。
👱でも、高尚なだけじぇはないちょっと下世話な部分もある伝統芸能の粋さがあってめっちゃ惹かれた。
💁お豆腐のサラダでございます。
👩はーい。取り分けるね。私野菜の部分を沢山食べてもいい?
👱うん、全然いいけれど、豆腐もある意味野菜みたいなものだよ。
👩うーん、そうだね。というより畑のお肉だよ。
👱ああ、そういう言い方もあるね。
👩取り分けるね。
👱ありがとう。
👩はい、どうぞ。
👱で、『ことば』の話だけれど、もろもろ豊かだなぁとおもうんだよね。あの空気感が本当に好き。まあ、休憩を挟んで1時間40分とか2時間なのだけれど。構成員の皆様には俳優力があるしねぇ。アラサーから50代くらいまでのお姉様やお兄様たちだけれど。今回の最後のリーディングは殿様ランチの板垣さんが提供していたし。
👩へぇ。
👱1年に1度みたいな感じで、もう12回目だからねぇ。なんか毎回楽しみにしていますみたいな年配の方もいらっしゃったり。でも継続は力っていうけれど、ああいう風にして、陳腐化せずに続いていくというのはやっぱり構成員というか俳優達のものすごい力だとおもうんだよねぇ。
👩そうだねぇ、それは本当に思う。
👱そういう意味ではうらじぬのさんのひとり芝居なんかも、いろんなやり方はあるのだろうけれど、これから、いろいろに積み重なりながら続いていくと素敵だなぁって思う。
👩いや、でもねぇ、やっぱり凄い力が要ると思うのよ。力がないとひとり芝居なんてできないんだよ。そもそもお客さんを埋めるだけで大変だろうしさ。その魅力というか、おもしろいとか観たいとか思わせる力がないとね。誰でもできるものではないと思った。
👱うんうん。
👩でも、凄かったねぇ、満席でしょ。
👱まあ、「子供鉅人」の時から彼女を見に行くっていう方もけっこういたからね。男女を問わず推されている俳優だし。
👩いやぁ、おもしろいもの。なんか元気もらっちゃったよ。
👱彼女って根っからの関西人ではないにもかかわらず、あざとさのない関西の間も使えるしね。そういうキャリアをお持ちだし。
👩選択は正しかったといわざるをえないね。
👱子供鉅人の俳優さんってみんなそうだものね。
👩アバンギャルドだよ。1~2個ネジが飛んでいるなぁというか、良い意味でね。
👱ネジが飛んでいるというか規格外のネジがついている表現ができるみたいなね。
👩うふふふ。
👱あの、ちょっと違う系統なのだけれど、イッセー尾方さんが本当に長い間「都市生活カタログ」から名前は変わったけれとずっと市井のひとびとの姿を描いたひとり芝居を続けられたりしていたじゃないですか。あと関西の宮川サキさんも彼女の個性を生かしながら同じような形でずっとひとり芝居で全国で公演を打たれたりしていて。まあ、おんなじような感じにはならないのだろうけれど、うらじぬのさんにも定期的に公演をしてもらえたら楽しいのになぁとは思った。もちろんひとり芝居に限らず活躍の場を広げている彼女なのだけれど、一方で彼女にしかできないことってあるように思うんだよね。
👩そうなんだよなぁ。
👱うん、ところで最後に最近観たお芝居の話をもう一つぐらいするとすれば、「露と枕」という団体を観に行ったのね。「露と枕」はご存じですか?
👩うーん、まあ。
👱早稲田の劇研から出てきた劇団なのだけれど。そこが今回『わたつうみ』というお芝居を劇小劇場で上演されまして。
👩うん。どんな物語なのですか?
👱自給自足をして生きていた山奥の村で神として扱われていた7人の若者がいて、でも、その村が飢餓に陥り宗教として破綻してしまったのね。ついには人肉を喰らうようになり、それがそこから逃げ出して来た人にバレてみたいなことになって。で、そこから保護されら7人の若者とそれを保護して1年で社会復帰させようとする精神科の療養施設の5人の職員の話なのだけれど。横手慎太郎さんとか丸本陽子さんとかがご出演だったのだけれど。
👩うんうん。良い俳優さんが出てるね。
👱まあ、単純にただ宗教の縛りとかその世界の規律から逃れるというような物語だったらいろいろあるのだけれど、特に今は宗教2世のことも話題になっているしね、すり込まれているものが解けるみたいな話はけっこうあるとはおもうのだけれど。この舞台にはその7人の子供達の中の世界があって、それぞれに異なって抱く物があって、彼らの繋がりが崩れ変化していくみたいなことも描かれているのね。それがとてもよく出来ていて、主宰の井上瑠菜さんのそれを描き上げる筋立ての確かさや緻密さも凄いなぁと思って。
👩はい。
👱そうやって見せて貰うと、たとえば昨今話題になっているような問題もひとつの事象としてまるめて理解してしまうことには危うさがあるのだなぁというような気づきもあって、というか新聞やニュースを見ていて自分がすごく単純な捉え方をしていたなぁとはおもったのね。その記事の先には一人ずつの生きる事情や想いが裏打ちされているんだって。それは、本人たちだけではなくてそれをサポートする側にとってもなのだけれど。
👩そうだねぇ。
👱全部がそうやって、もちろん親やまわりに教義を強いられているという形もわかるのだけれど、だから全部まとめてということにはならなくて、その中にもひとりずつのケースもあるし想いもあるわけじゃない。それを生身の人間のこととして丁寧に一つずつケアしていかないと解決にはならないのだなぁと思った。
👩うん、大きくなりすぎると、そういう名前、レッテルみたいなもの、イメージが湧きやすくなってしまってそこに人がいるということを忘れがちだよね。個人個人が全部スマートフォンを持ってなんでも調べられるようになって。凄く手軽なもの、便利なものを手に入れられるようになった反面、いろんなもののその先に人間がいることを忘れてしまっている人が多すぎるなぁと思うし、自分も気をつけなければなぁと思う。
👱なんか丸まったまま固まってきちゃうと思うんだよ、いろんなことがニュースになった時点では。でも、その中のひとつずつのことを実感覚や視点とともに描くのは演劇だと出来ることなのだとも思ったし。
👩そうだね。ほんとそう、ほんとそうだよ。
👱そういう意味でも観る側に気づきを与えるよきお芝居を観たなぁと思ったので。
👩うんうん。
👱横手慎太郎さんの作る風貌もなかなかよかったし。
👩うふふ。
👱彼は、場に空気を作るのがうまい。物語にしても場の空気にしても彼の存在でとても自然に緩急を持つというか締まったり緩んだりの緩急ができるのね。
👩そうだね、すごく不思議な俳優さんだよなぁ。
👱しかもその中に抱いているものが風貌に隠れずちゃんとわかるんだよね、
👩うん。
👱まあ、そんなこんなで、今回は酔っ払ってしまって少しグタグタですけれど。
👩いやいや、酔っ払ったくらいのほうが丁度よいのですよ。
👱うふふ。
👩お互い口がなめらかになるから。
👱それはそうだね。元々お酒を飲み交わしながらの駄弁ということではじめたおじおねだしね。
👩はい。
👱まあ、今後も良いお芝居がいろいろありますしね。5月に入るとこまばアゴラ劇場でうさぎストライプ『あたらしい朝』があったり。
👩はいはい。
👱あと、やぱり5月に入ってから、空間ベクトルという団体が『おしまいの夜』という舞台を上演するのだけれど、会場が古民家レンタルスペースいせやほりという行ったことのない場所でね。
👩ほう。
👱昔は質屋さんだった建物みたいで。お芝居に加えてそこに足を運ぶのも楽しみ。
👩うふ。そうですね。さてと、そろそろお会計をしましょうか。
👱はいはい。
👱すみません、お会計お願いします。
💁はーい。かしこまりました。
👱ということで、お芝居に足を運ぶのにも心地良い季節ですしね。
👩みなさまも是非にたくさんに足をお運びくださいませ。
👱ということで、演劇のおじさんと
👱おねえさんでした。
👱また次回。
(ご参考)
・うらじぬの ひとり芝居『押忍、わたしたち』
2023年4月23日~26日@北千住BUoY
脚本・演出: 山西竜矢
出演 :うらじぬの
・飯塚健ジョイントショーケース Vol.1『FUNNY BUNNY 翻訳』
2023年3月29日~4月2日
原作・脚本・演出:飯塚健
出演:鈴⽊朝代、市原朋彦、荒井愛花
伊藤駿九郎、⽜嶋裕太、岩永ひひお
・Borobon企画『ことば』vol.12 嘘
2023年4月7日~9日
@パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』
構成: 井上啓子
出演: 井上啓子、小口ふみか、川西佑佳
杉山薫、仲坪由紀子、蜂谷眞未、
伴美奈子、丸川敬之
★ゲスト
7日 杉岡あきこ〈射水亭ぽんぽこ〉(殿様ランチ)
8日 吉蘇このは
9日 五十嵐あさか(チェロ奏者・作編曲家 )
・露と枕『わたつうみ』
2023年4月12日~16日@「劇」小劇場
脚本・演出: 井上瑠菜
出演: 小林桃香(露と枕)、村上愛梨(露と枕)、榊原あみ、
大塚遊馬、越前屋由隆、野村亮太(やまだのむら/room42)、
谷澤翼(ニサンカタンソ)、松本知道(オフワンズ)、幡美優、
齊藤由佳、丸本陽子、横手慎太郎(シンクロ少女)
(今後のおすすめ)
・うさぎストライプ『あたらしい朝』
2023年5月3日~5月14日@こまばアゴラ劇場
作・演出: 大池容子
出演: 清水緑(うさぎストライプ)、北川莉那、木村巴秋(青年団)
小瀧万梨子(うさぎストライプ/青年団)、亀山浩史(うさぎストライプ)菊池佳南(うさぎストライプ/青年団)、金澤昭(うさぎストライプ)
・空間ベクトル『おしまいの夜』
2023年5月2日~5月7日@古民家レンタルスペースいせやほり
脚本: 北村耕治
演出: 山ノ井史
出演: 木村衣織、窪田壮史、環ゆら、
中野架奈、萩原美智子