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ペーパーレスは反対だ

在宅、テレワークがふえると紙の書類だと滞るからペーパーレス化するしかない。ここ2年間、ずっとがまんしてやってきましたが、結論はこれ。ペーパーレスは反対です。

次のようなことは、わたしには荷が重い。

2枚以上の複数の書類を比較する。モニター2台を並べて見比べ、眼を行き来させると数字や文字が頭に残らない。何回も繰り返してようやくチェックできる。これは紙に比べて遅いし、疲れる。

時系列にならんだファイルを順に追っていく。モニターに同時に表示できるうちまだよいが、あふれると閉じなければいけない。そうなると、あれは何だったけ、と開いては閉じ、また開く。紙は机に並べられるし、閉じなくてよい。

顧客ごとにちがう注文書を社内規格の受注書類に転記するデリバリー作業。締めの前に再チェックするのだが、日付や届け先、品番、数量などそれぞれに記載されている場所がちがう。これを画面上で見比べなければならない。手伝おうかと申し出たら「やらなくていいです」とデジタルデバイド。

書類を所定フォルダに入れたからとメールがくる。ファイルを開いて捺印して次の作業フォルダに移動させる。「終わりました」メールも必要です。先日、メールじゃなくて電話がかかってきた。「フォルダが消えたようです」「わたしじゃないよ!」あらぬ疑いが降ってくる。

まだまだありますが、この辺でやめておきます。

しばらく前から防衛策をとっています。そう、印刷してのペーパー作業です。間違いはないし、しかも速い。それに、眼の疲れ方がぜんぜん違います。