新しいトシヨリの分類、自分のことは自分で決めるようにしたいもの
まだ会社勤めをしているのに、65歳になったら「高齢者」の通知が行政からきます。予防接種やその他年齢による優遇措置は大歓迎でしょうが、
「あなたは今日から高齢者です」
と言われた、その「高齢者」という「ことば」が気に入りません。
「後期高齢者」には各方面からクレームがあったようですが当然でしょうね。
「高齢者」ということばの定義は、日本老年学会によると下記であり、近年は寿命が延びていることもあって、⇒ のように、ここにきて新たな提案をしているようです。
・高齢者(65-74歳) ⇒ 准高齢者
・後期高齢者(75-84歳)⇒ 高齢者
・超高齢者(85歳または90歳以上) ⇒超高齢者
・百寿者(100歳以上)
「准」とか「超」とか、この「ことば選び」に、当事者つまりトシヨリが入っているのでしょうか。自分たちがいる年齢階層を、このように勝手に分類し名前をつけられ、快く思うはずがないと思うのですが。
トシヨリが自分で「高齢者だから」というのは問題ありません。年齢を自分の「利」に結びつけようとしているでしょうから。
でも他人から、
「あなたは後期高齢者です」
といわれたくありませんよね。
学問上、行政上、ある年齢層を特定して評価や施策をするときは、年齢でカテゴリー化すればそれで済みます。
どうしても階層名をつけたければ、もっと可愛げのあることばを選んでほしいものです。
首相や国会議員さんなど、「高齢者」の階層にかなりたくさんいるでしょうに、何も感じないのでしょうかね。