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グッドタイミング

年末になると、note事務局から連絡をいただく。1年間の投稿数とスキされた数、読まれた数などだ。ほぼ日note投稿者にとっては成績表みたいなものだ。継続すること、読んでもらうことを目的にして、その上でスキをもらうとはげみになること、この上ない。

年が明けて、お屠蘇気分が明け、年始挨拶も一段落した。半月あまりを振り返ると、毎日描いてはいるが、スキをいただく記事が少ない。これはいかん、気を入れて書かなければ忘れられてしまう。

そんな思いでいたところ、村上春樹さんの近著『更に、古くて素敵(すてき)なクラシック・レコードたち』(文芸春秋)についてのインタビューが毎日新聞に載った。

 ――この本はレコードがテーマですが、自分の視点や「好き嫌い」をちゃんと持つということですね。

(村上)そうですね。今は、人に「いいね」を押してもらいたくてやっているものが多いんじゃないでしょうか。そうじゃなくて、自分の好きなものを「これが好きなんだ」と静かに言える人であってもらいたいと思います。

さすがですねえ。「いいね」は結果論だということ。

ウケねらいで書く、そんなことは出来るはずもないけれど、心のすみではモヤモヤしていた。グッドタイミングでした。自分が好きなものを好きと言う、そのとおりですね。