
すすはらい
12月13日は「すすはらいの日」なのだそうです。年末ちかくの休みの日は大掃除、1日かけての大仕事です。娘が家にいたころはそれぞれに役割分担して、それなりに終えていた。今は家人とふたり、ふだん使わないところもやらずにすませられない。ちりやほこりがたまらない部屋、出来ないものでしょうかね。
煤(すす):煙の中に含まれる黒色の粉末、油煙。ちり、ほこりがたまって天井や壁の隅などにくっついた黒い糸状のもの。(新明解国語辞典)
煤が出るもの、もちろん囲炉裏や炭火鉢はありません。仏壇のろうそくはLEDだし、石油ファンヒーターかガスコンロくらいなものでしょう。灯油やガスの品質が良くなり、また燃焼器具も進化してほとんど煤は出ません。
「まっくろくろすけ」の時代ではありませんね。
掃除の担当は、窓ふき、ベランダ、電灯カバーと換気扇、ゴミ箱洗い、それに壁と天井のワイパー掛けです。
なかでも天井のワイパー掛けがしんどい。長い棒の先に不織布をつけて面でこする。天井の高い家は住み心地はよいが、こんなときにはやっかいものです。仰ぎ見て左から右へスライドさせる、何度もいったりきたり。首は痛いし、腰をいれてやらないと腕だけじゃすぐに天井から離れる。
1日でこれだけやろうというのがそもそも間違っているんじゃないか。
ようやっと半分ほど終えたとき、いつもそう思います。年に一度だから大変なので2回にわけて半分ずつすればこれでおしまいだ。あとは、今度にしようよ、夏にでも。
こんな「たわごと」は通じるはずもありません。夏は暑くてそれどころではないのもわかってます。
暗くなって、なんとかやり終え、達成感はあるもののビール1杯ですぐに消え去る。残るのは腰痛と手荒れ、これ、1週間はもちます。