店じまいの通知
会社がある都内の商店街、近くにテレビ局があって人通りも多い。表通りからわき道に入ると小さな個人経営の飲食店があり、値段のわりに質の良い食事をだすので昼食にはこまらなかった。
ここにきて立て続けに2軒が店じまいした。
洋食屋さんは、支払い後主人が
「今日で閉めます。お世話になりました。」
という。
もう一軒のまぐろ屋さんにいたっては、
「閉店につき、食器類ご自由にお持ち帰りください」
の張り紙。
数年前からなじみの店が1軒、また1軒とやめるのが目立ってきた。
とんかつ屋さんは老主人の体調がもとで閉店、てんぷら屋さんも後継なしで店じまい。ビルの地下にあった青唐をきかせた料理をだす店も閉めてしまった。いずれも少し前からアナウンスがあり、残りの期間は行列ができたものだった。
数えてみると8軒あまりになった。
閉店後はチェーン店が入ったり、パブが開店したり。
「困った!昼めしを食べるところがない」
3、4回で振り出し店にもどるか、遠征するか。在宅が続いている間はまだしも、出社回数がふえると悩みどころである。