自由研究:実験のときに注意したいこと
研究には「再現性」が大切!
研究において大切なのは「再現性」です。再現性とは、「次にやった時も同じ結果になるし、他の人がやっても同じ結果になる」ということです。
例えば、「温度によって洗剤の泡立ち方はかわるのか?」という実験をしたとしましょう。この実験方法として「洗剤にお湯を入れてよく混ぜた時と、水を入れてよく混ぜたときの違いを調べた」とだけ書いてあったら、他の人はこの実験をまねできるでしょうか?
実験方法は、「それを読んだら、ほかの人でも迷わずできる」ように書く必要があります。
「食器用洗剤○○(商品名)1mLを500mLのペットボトルに入れる。10℃の水100mLを加え、上下に30回振る。次に、水ではなく50℃のお湯で同じことをする。」と書いてあれば、まねはできそうですね。
数値化すると再現しやすくなるし、くらべやすい!
再現するときに必要なのは、「数値化」です。上記の実験で、洗剤の量や温度が数値化されていなかったら、まねはできませんよね。量や温度、そして時間など、数値で表せるものは、数値で表すことが大切です。
水には冷たい水も温かい水もありますね。お湯といってもぬるいお湯もあれば熱いお湯もあります。「冷たい」「ぬるい」などは人によっても、そして季節によっても感じ方がかわります。
また「少しの時間」と言った時に、1分だと思う人もいれば5分だと思う人もいますよね。
このように温度や時間など、ヒトによって判断関わるようなことは、実験では数値化する必要があります。
時間や温度、そして量や重さなど、数値化できるものは数値化するようにしましょう!
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