ママが語れるようになりたい、キャリアの物語。【子育て/キャリア】

有名なお話なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。今日は【3人のレンガ職人】の話をしたいと思います。

私は母親として「働く」や「キャリア」を考える上で自分の子どもにはこの話をしていきたいですし、子育て中のパパママにもぜひ、語れるようになっていただきたいな、というお話です。

3人のレンガ職人の物語📕


ある旅人が、街を歩いているときに、
レンガを積んでいる職人に出会いました。

それぞれに、「ここで何をしているのですか?」
と尋ねていきます。

一人目の職人
「見れば分かるだろう、レンガを積んでいるのさ」
日々の天候などによる苦しさを語りました。

二人目の職人
「大きな壁を作っているんだ。」
これが仕事で、これでお金を稼ぎ、家族を養うことができていると話しました。

三人目の職人
「歴史に残る大聖堂を作っているんだ。」
職人はそこに集まる人々のことを想像しいきいきと働いていました。

この物語から分かること。

一人目の職人
特に目的などはなく、目の前のことを言われたことをやっている。

二人目の職人
家族のため、生活のため、お金を稼ぐための手段としてやっている。

三人目の職人
より大きな視点で、目の前の仕事を捉えている。


三人の職人には【目的意識の差】が見て取れます。同じ目の前の事象も、より大きな視点で、より広い視点で見ることで全く別のものとなることを教えてくれる物語です。

この物語と私。

●この物語と似た視点でnoteしてます!

実は、先日noteした記事を書いているときに
思い出した物語なんです。
そのnoteにそのまま書こうかとも思ったのですが、敢えて分けて記事にしてみました。
そのときの記事はこちら▼

●出会いは今の会社の上司から。

この物語に初めて出会ったのは、転職をして今の人材会社でキャリア支援の仕事を始めたとき。
そのときの部長だった方が部下である私たちに話してくださいました。 私たち自身が三人目の職人であってほしいということと、私たちが支援する就活生が三人目の職人のような仕事選びができるように、とメッセージをくださいました。

●ベストセラー本の中にも!

その後読んだ「なぜ僕らは働くのか」の本にもこのお話は紹介されていました。この本は子ども向けなのでやはり子どもに知ってもらいたいという物語なのだなと実感。

この物語には続きがある。

この物語のことを調べていたら、「続き」というものがあるという記事を見つけました。
三人目の職人、素敵な未来が待っていました◡̈⋆
(信ぴょう性は分かりませんが、事実として物語があるかどうかよりも素敵な話だなと思うのでご紹介します!)

子どもに語れるようになりたい。

子どもと仕事やキャリアの話をするときはもちろんですが、例えば「勉強する理由」もこの物語で語れるかもしれませんね。

例えば、漢字練習をしているとき、
三人のレンガ職人に準えるなら…

●一人目「見れば分かるじゃん、漢字の書き取り練習をしているんだよ」

●二人目「次のテストで良い点数をとって目指す学校に入るために漢字を練習しているんだ」

●三人目「いつか素敵な物語を書いて本を出すための準備をしているんだ」

といった具合でしょうか?

広い視点で、目の前の行動の目的、意味を
自分で自然と考えることができるようになれば、
モチベーションを維持して取り組むこともできるのではと思います。【内発的動機づけ】

就活や転職の場では。

●就活生の場合

就活生は比較的、三人目のレンガ職人のような、広い視点で軸をおき、就活をしている人が多いと思います。
しかし、もともと一人目二人目の職人のような視点の方もいらっしゃいますし、就活時期が遅れなかなか内定が取れないと一人目二人目の職人に近づいていく印象です。

●転職者の場合

転職のときはどうでしょう?
就活のときよりも、より現実的な視点で、二人目の職人に近づいてる人が多いのではと感じます。
(もちろん、三人目の職人に近づく方もいらっしゃいます!)


いかがでしたか?

この〈物語〉をいつか、たくさんのお父さんお母さん、教育現場の方、子どもの未来に関わる方にたくさん語れるようになっていただきたいな、と思います。

私もいつか、娘に、きっと…!☆彡.。



▼イソップ童話ではないという説もありますが、
物語としてはこちらが丁寧で読みやすかったです!

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