赤ちゃんの歯をまもる❗️
前回は妊娠中のお口についてのべましたが、今回は、前回のおはなしにもつながっていることです。
赤ちゃんの歯は妊娠中の6~7週目くらいから乳歯がつくられます。4ヶ月くらいになると、永久歯の準備も始まります。よって、その前にまでにお母さんがしっかりと栄養をとっていかなければなりません。
とくに、肉、魚、卵、牛乳、豆類が重要といわれています。これらタンパク質をよくとったお母さんから生まれた子どもはむし歯が少ないです。
赤ちゃんの歯がつくられているときに、お母さんが体調不良でしっかりと栄養がとれないと、歯の表面がガサガサしたり色が悪かったりします。
では、生まれてからは、どのように守っていくかです。主に、以下の
三つです。
1・むし歯菌の感染をへらす
生まれてきた赤ちゃんにはむし歯菌はいません。周囲の人からもらいます。
感染源はお母さん、お父さんで90%です。下の歯が出はじめるまでに、お母
さん、お父さんのお口の中を良い環境にしていきましょう。唾液検査をする
とむし歯菌が多いか少ないかわかります。
2・ハミガキをする
下の前歯が出てくるまではお口の中にむし歯菌が入ってきても、胃のなかへ
流れてしまいます。歯が出てくると、むし歯菌が歯にくっつき、お口の中に
すみついてしまいます。下の前歯は近くに唾液がよく流れているので比較的
むし歯になりにくいです。ですから、この頃からハミガキの練習をしていき
ます。
いきなりハミガキは嫌がりやすので、お口の中をのぞいたり、歯を手で触っ
たりして慣らしていきましょう。
3・フッ素をつかう
むし歯菌は感染しやすいので、歯が出たら、フッ素を使って丈夫にしてい
きましょう。
まとめ
歯が生えるまではお母さん、お父さんのお口の中を良い状態にして、赤ちゃんにむし歯菌が感染しないようにします。
歯が出てきたらハブラシができるように少しずつトレーニングをしていきます。いきなりハブラシをいれると、ハブラシが嫌いになるおそれがあるので気をつけましょう。
3歳になる頃には乳歯が生えそろいますが、1歳半くらいからストッパーつきのハブラシで本人磨きをします。ただし、この頃はほとんど磨けてませんので、お母さんや、お父さんが仕あげ磨きをします。
本人が磨いているときは、歩いたり、遊んだりしてハブラシをするので、喉を突かないようによく、みててください。
本人磨きができるようになっても仕上げ磨きが必要です。フッ素配合のハミガキ剤を使ったり、フッ素主体の泡や、ジェルを塗ってあげましょう。
1歳6ヶ月検診、3歳検診を受けてお口の中をチェックしていきます。
6歳くらいになると永久歯が出てきますので、仕上げ磨きはまだまだ続きます。
さいごまで読んでいただきありがとうございました