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創作大賞2024振り返ります


はじめに

こんにちは、吉村うにうにです。普段は、ショートショート、長編小説、詩、エッセイなどを書いております。

創作大賞2024に応募された皆様、お疲れ様でした。応募された方は勿論のこと、応募されなかった方も、様々な作品が出てきたことと、note界隈のにぎやかさで何らかの刺激を受けられたのではないでしょうか。作品の応募は締め切られましたが、7月31日まで読者応援期間ですので、私も時間がある限り、他の方の作品を読ませていただきたいと思います。

今回「みくまゆたん」さんの下記の企画に乗らせて頂きました。

ちなみに表紙画像は、たまに執筆しているガトーフェスタハラダカフェさんのソフトクリームです。濃厚で美味しいです。

今回、私が応募した作品は三編

まずはこちら、ホラー? 「石造りの迷宮」

こちらは、百貨店に閉じ込められるというコンセプトで書きました。家具屋さんで一家くつろぐニュースが記憶に残っていて、もし百貨店ならその中で衣食住に関して、生活ができるのでは? というのがアイデアの元となりました。人は世界を飛び回る一部を除いては狭い場所で生活を完結していて、それを極度に小さくしたらどうなるのかな? と突き詰めて考えてみました。その回答のひとつがこの作品かなと思います。
二人称小説で書いておりますので、没入感も楽しんで頂ければと思います。

次はこちら、猫ファンタジー 「転調」

こちらは、私の好きな猫ものです。私はノルウェージャンフォレストキャットを飼っていて、いつも発想の源になっています。
この作品の根底にあるのは、もし飼い猫と自分の立場が入れ替わったらどうなるのだろう? という妄想です。そうなったら、いつも大事にしているから恩返しをされるのか、それとも、「よくも嫌いなシャンプーや爪切りみたいな嫌がらせをしてくれたな! 復讐してやる」と酷い目に遭わされるのか、どちらなのかなと考えています。どちらでもよいから、来世でも今の猫さんと関わって生きていきたいです。
タイトルは第一部と第二部でがらりとテイストが代わる所からつけています。こういったタイトルの付け方は珍しいと思っています。

最後はこちら、SFファンタジー 「都市と激情」

 こちらは、ジャンルとしてはSFが近いと思いますが、創作大賞にはSFのジャンルが見当たらなかったので、ファンタジーが次に近いと思い、そこに応募しました。ネットワークがあれば、個々の部品が機能を果たしているだけで、集合体になれば意識を持てる――つまり都市は意識を持ちうる――というコンセプトが根底にあります。この意識を持った都市と、嫌味で感情の平板な主人公とのかかわりの中で両者が影響を与え合うという展開にしました。こちらも二人称小説で書きました。

さいごに

 普段は遅筆な私なので、応募に向けてドタバタしてしましましたが、楽しめました。以前、noteの会場で作家さんがおっしゃってた「締め切りは作者へのプレゼント」という意味がよくわかります。締め切りがないとついだらだらしてしまいますからね。これからも、書き続けてよい作品を出せるように頑張ります。
 ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

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