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うにっき帳 vol.15 |語彙増量編|無聊を託つ、相好を崩す

はじめに

こんにちは。吉村うにうにです。「うにっき帳」のvol.15を掲載します。
「うにっき帳」は日記と銘打っていますが、①日記編 ②語彙増量編 ③自分史編の三部のいずれかを取り上げます。

今回は、三度目の語彙増量編です。前回の語彙増量編はこちらです。ゲマインシャフトとゲゼルシャフト、意味を覚えていますが? どっちがどっちだったか思い出してみてください。思い出そうとする頭の働きが、記憶力を強化するらしいです。

では、よろしくお願いします。

尚、本文は常体で書いております。日付は、原稿を下書きした日です。

  二〇二四年十二月十五日

⑥無聊 「ぶりょう」と呼ぶ。出典は「ボヴァリー夫人」で、「やもめ暮らしの無聊をかこっていた」とあった。無聊を託つ(かこつ)と使うらしい。することがなく、手持ち無沙汰で、退屈であるさまをいう。無聊を慰める。無聊な日々……という使い方もするらしい。ちなみに、託つは、心が満たされず、不平や愚痴をいうという意味である。
例文:研修医時代、患者をあてがわれずに、無聊を託っていた。
 
  二〇二四年十二月十八日

⑦相好を崩す 顔をほころばせて、心から喜ぶ様子。「母や不幸しか語らない」の中で、娘には厳しいが、孫には相好を崩しているのを見ると、(娘が)やりきれない思いをするという表記がされていた。まあ、その気持ちはわかる。私の母も、私には怒ってばかりだったが、姉の娘には、やにさがった目を向けていた。街中で買い物をするときには、孫の好きな緑色ばかり探すなど、子どもに対する接し方とは明らかに違っていた。

さいごに

単語二つだけを取り上げてみました。いかがだったでしょうか。今回は小説やノンフィクションの本から拾ってきた語彙でした。無聊を託つなんて、使えると純文学のようで素敵だなと思います。
私も、これから語彙を増やして、文章の幅を広げられたらいいなと考えています。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

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