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900日連続投稿記念|「『不在』―トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル展」に行ってきました
はじめに
こんにちは、吉村うにうにです。普段は長編小説やエッセイを書いております。ちなみにこういった記事です
100日連続投稿する毎に、記念記事を公表するようにしていましたが、最近滞っておりました。ちなみに現在は1100日連続越えです。というわけで、今回は、先日観てきた三菱一号美術館の展覧会の記事を載せます。表紙画像は美術館の入り口付近です。
長期休館していた三菱一号美術館が11月23日から展示を再開しました
再開最初の展示が「不在」トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル展だったのです。ロートレックのポスターは結構好きで街中のカフェで複製品(元々石版印刷らしいから、どこから複製品と言うのかも難しい気はしますが……)を見かけては脚を止めていたので、観に行くことにしました。
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東京駅から徒歩数分(?)で着きます。有楽町駅からも近いです。煉瓦調の建物です。下の画像は入り口への案内です。
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11月24日に行くと、ステッカーが貰えました。さらに……
11月24日はトゥールーズ・ロートレックの誕生日でした。この日に行くと、ステッカーが貰えます。頂いたステッカーはこちら。
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さらに、これと他の美術展でいただいたステッカーを使ってしおりを作ってみました。ラミネートしてリボンをつけただけです。
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「うにうに、そういう特典は早く教えてくれ」という声が聞こえてきそうですが、安心して下さい。このステッカープレゼントは2025年1月3日の夜間開催時にもう一度あるらしいです。
また、11月30日までに行くと、一枚のチケットでもう一人入れるそうです(ただし、同じ種類のチケットに該当する方のみ、要確認)。
美術館は改装したらしいのですが、どう変わったのかわかりませんでした。館内の展示室から廊下に出たところから中庭(?)を望む景色も変わっておらず、私のお気に入りです。下の画像です。
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お目当ては、ロートレック
今回、ロートレックが結構好きなので、その中でも気に入った絵を紹介いたします。解説っぽく書いている箇所もございますが、うにうにの独断と偏見と自由な感想を書いているだけなので、正しい美術知識ではございません。一部が写真撮影できましたので、それをご紹介します。こんな絵を観てきたんだ、と画像を楽しんで頂ければと思います。前回、マティス展に行った時の記事と似たような構成になると思います。
トゥールーズ=ロートレックを超ざっくりと
19世紀の後半、パリで活躍した画家さんです。「ムーラン・ルージュ」という酒場のポスターを手掛けたことで、才能を評価された方です。ポスターを芸術に引き上げる貢献をした方だと思います。岩波書店の「続・名画を見る眼」を参考にしています。うにうにのざっくり解釈では、柔らかい黄色と白のバランスを上手く使って、構図をシンプルに、画面を大胆に切り取る事も厭わず、少ないパーツで観る人に印象付ける手法なのかなと思いました。
うにうにの印象に残った絵を気に入った順に並べてみます(あくまで撮影可の作品のみ。解説っぽく見えるかもしれませんが感想です、真に受けないで下さい)
①マルティサン・モデルヌ
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こちらはロートレックの書く女性の中で、一番美人だと思いました。女性の髪の黄色が淡いブルーがかった白の羽織った服が綺麗です。てっきり病人の女性の診察に医師が往診している画だと思ったのですが、解説を読むと、工具箱を持って愛人の元を訪れる男(ロートレックの友人)らしいです。普段、解説読まないので誤解するところでした。絵が良ければそのバックグラウンドを気にしないのはうにうにの悪い癖です。
②ディバン・ジャポネ
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お店のポスターです。周囲の明度がやや高めの背景に、黒が際立っています。その黒と対比するように、オレンジがいいアクセントだなと思いました。読売ジャイアンツのユニフォームで目がオレンジに向かうのは、同じひきつけ方なのかなと感じました。結局、オレンジが美味しいところを持って行ったのでは?
③「怒れる牝牛」詩
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白を基調とした背景に、ピンクの牛と追われる男性のジャケットの緑が浮き上がっているようでした。傘の黄色を見て、ロートレックは黄色を使わずにはいられない病気にかかっているなと、感じました。
④悦楽の女王
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友人の小説のために描いた絵らしいです。女性の蛭の様に吸い付く唇と、彼女の視線が男性の目ではなく頭に向いていたのが印象的でした。視線がそのあたりに集中してしまいます。
⑤ドイツのバビロン(第一ステージ)
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こちらも、小説のポスターらしいです。周囲の灰色から、馬の白を際立たせていますね。赤がアクセントになっていて、髪がロートレックの好きな黄色を使用しています。
帰りにミュージアムショップへ
もしかしたら、展示よりミュージアムショップが好きかもしれません。あまり買う事はないですが、色とりどりのグッズを見るだけで楽しくなってきます。今回はロートレックのクリアファイルを買いました。様々な作品が一堂に配置されていて、お得な気分になります。有名な「ムーラン・ルージュ」は画像の矢印です。
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さいごに
いかがだったでしょうか。美術知識もないうにうにが、またもや好き勝手に思ったままを書いてしまいました。美術を愛する方には失礼だったかもしれませんが、美術鑑賞を楽しんだって事が伝われば幸いです。まだまだ、「不在」展は続きますので、観に行かれてはいかがでしょうか。そして、感想などをアップされた時には教えていただけると幸いです。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。