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第3回クセ字コンテストに出展します。

私に向いていそうなコンテストを見つけました。

こんにちは。吉村うにうにです。普段はショートショートや小説をnoteに投稿しております。執筆の仕方は、下の記事にある通り、万年筆で下書きし、ワープロに打ち直すスタイルです。これはたぶん私のオリジナルなやり方なので、小説を書く人の参考にはなりませんが……。

下書きを万年筆で書くなんて、カッコつけているようですが、私、字が(謙遜ではなく)ど下手なので、カッコ良くないんです。小学校の時には先生から「うにうにの課題は『字』だな」と言われる始末、しかも複数の先生から。

大人になると勝手に字が上手くなると勘違いしたまま歳をとった私、コンプレックスはなかったのですが(勉強なんて字のきれいさは必要ねえよと開き直り)、長所とは言えないので、字のきれいさでコンテストに出られる人がちょっぴり羨ましかったり、「代わりに書いて」と頼まれている人を見ると、ちょっといいなと思ったりはしていました。

ところが、そんな私の私のために作られたようなコンテストがあるんです。それがこちら

びっくりしました。クセ字でいいの? 本当? あわよくば字の下手な私が賞をいただける? しかも、なんと高確率で上野の東京都美術館に飾られるらしいのです、これは出すっきゃないと思いました。

応募を決意したのはいいけれど、よく読むと

「クセ字」であって「字の下手なコンテスト」ではないんですよね。ここで、私の賞を獲る目論見は外れました。
しかし、せっかく東京都美術館に飾られる(確率が高い?)のだから、頑張っていいクセ字っぷりを見せてやろうと考えました。規定では7センチ×7センチの小さな空間に何かの文字を書く(丸いバージョンもあり)だったので、見合う用紙と、極細文字が書ける万年筆(ペン先EF,これが希少)とを、文房具屋を駆けずり回って探し求めました。

何を書いたかというと

過去の作品を見てみると、7センチ×7センチの小さな空間に、標語や短い一言を書いてある方が多い印象です。
私は、このコンテストを知った瞬間、決めておりました。「ミニ小説を書いてやろう」と。こんな小さな紙に小説を書くなんて変な奴は他に絶対いないだろうと。そう思い、100文字くらいの小説のストーリーを考え、見栄えがよさそうで難しそうな漢字(私でも賢そうに見えるから)をちりばめた小説が出来上がりました。

何と東京都美術館に4月10日から4月16日まで展示されます。

こんなご時世なので、「みなさんぜひ見に行ってください」とは言い辛いです。まあ、人混みを避けて、偶然にでも通りかかって下さって、私の名前の入った作品をご覧いただければめっちゃ嬉しいですが。無理なさらないで下さい。私はテンション上がっているので、ここに紹介させて頂いただけですので……。

展示された作品は返却して頂けるそうなので後日アップします。

出展した小説は、後にアップさせて頂きます。「下手な字だなと」笑って頂いて構いませんが、1000人に一人くらいは「いや、味のあるくせ字だ」とおっしゃって下さると嬉しいです。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

次回 第3回クセ字コンテストの会場に伺いましたはこちら↓


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