
うにっき帳 vol.71 |語彙増量編|意気軒昂、知悉、称揚
はじめに
こんにちは。吉村うにうにです。「うにっき帳」のvol.71を掲載します。
「うにっき帳」は日記と銘打っていますが、①日記編 ②語彙増量編 ③自分史編の三部のいずれかを取り上げます。
今回は、語彙増量編です。前回の語彙増量編覚えていますか? 慨嘆を説明できますか? 小説を書く方には、この言葉で分が引き締まるかもしれません。前回の語彙増量編はこちらです。
では、よろしくお願いします。
尚、本文は常体で書いております。日付は、原稿を下書きした日です。
⑰意気軒昂 元気が満ち溢れている様子。意気が盛んなさま。「ボヴァリー夫人」で息子を医者にするシーンで出てきた。
例文:難手術を合併症もなく終えた先生は、意気軒昂とした様子で、手術室から出て来た。
二〇二五年一月二十二日
⑱知悉 「ちしつ」と読む。ある物事について、細かい点まで知り尽くす事。「母は不幸しか語らない」からの出展だったと思う。
例文:息子が家にいたずらをする理由を妻は知悉している。まだ帰りたくなくて、家に入るのを拒むための彼一流の策なのだ。
⑲称揚 ほめたたえる事。いかにも漢語で硬い語のイメージはあるが、文章が引き締まりそうである。
例文:師は私の提出した詩をひたすら称揚していた。
さいごに
今回も単語三つだけを取り上げてみました。いかがだったでしょうか。知悉や称揚なんて、ただ、 「よく知っている」や「褒めた」よりも分が引き締まる感じがしないでしょうか?
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。