ケガの不思議
保健室にはほぼ毎日なにかしらのケガをした子どもがやってくる。大概はよくある膝や腕の擦り傷なのだけど、時々というよりはもっと頻繁にやってくるのが、顔や歯の怪我。
もう、子どもの姿を見ても子どもの話を聞いてもわたしの頭の中に「???」が増えていく一方...。口下手な子どもの話を理解するのは難しいものさ。
なぜ「???」って、怪我をしたのが顔や歯だけだから。どうすると、どうなると地面に顔や前歯をピンポイントにぶつけるんだい??
「手や膝は怪我しなかった?」と聞き、手のひらや膝を見るんだけど、めっちゃキレイ!!「手をついた?」て聞くと「うん」って返ってくるけど、多分ほんとに手をついたんだろうけど、それはすでに顔や歯を打った後・・・。
幼児なら体に対して頭が重たいから顔から突っ込んじゃうっていうのもまあわからなくもない。でもね、小学生はもう幼児じゃないのよ…。どうして両手が空いている状態でつまずいて転ぶと顔を地面にぶつけるんだろう・・・?わたしは現場を目撃することがあまりないので本当に想像のしようがない。
「転ばないようにね」というのは確かにそうなんだけど、転ばなさすぎて受け身を取ることを覚えてこなかったのではないだろうか説を誰か検証して欲しい今日この頃。
顔や歯のケガは下手すると訴訟問題になったりするけど(わたしは幸運にもまだそんなすごい大事には遭遇していない)、こんなに顔面のケガばかりでは大事に遭遇するリスクが上がっていく一方だ。
この課題に対しての保健指導はどうすればいいものか。みんなもっと子どもの顔面のケガが多いことに危機意識を持って欲しいな・・・というのが私の願い。
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